吹き抜ける風にふわっと金木犀の香りが一筋混じり、高く晴れた空にはうろこ雲が泳いでいます。

 

彩鮮やかな景色も渋みが増し、秋の深まりを感じられるようになりました。

 

夫と旅行に行くことになりました。

 

こうやってどこかに行こう!と綿密に計画を立てるのは、発覚以降初めてです。

 

発覚前は、あれやこれやと私が率先して計画を立てていましたが、そんなに力まなくても良かったみたいです。

 

今回の旅の予定は、私がボーっとしている間に、いつの間にか夫が決めてくれていました。

なーんだそれでよかったんだと思った出来事でした。

 

実り多き秋は、食べ物がより一層おいしい季節になりますね。

 

この実りも、寒々しい冬に力を蓄え、春にたくさんの花を咲かせ、夏にいっぱいのお日様を浴びた産物なのでしょう。

 

植物たちがそうあるように、私たちの今は、少し前の過去が創り出しています。

 

過去を変える事は、どんなに頑張ってもできないですが、これから未来は「今をどう生きるか」で大きく変わってくるのだと思います。

 

もし、誰かを深く傷つけているのであれば、やがて傷つくのは自分になるのでしょう。

 

もし、今を懸命に生きているのなら、思いもよらない形で何かが実るのでしょう。

 

今という時間が生きづらいと感じているのであれば、この先の未来の為に、少し立ち止まって

考えてみるのもいいのかもしれません。

 

変える事が出来ない過去に答えが隠れているのかもしれません。

 

実り多き未来にする為に、今をもっと誠実に丁寧に生きてみると近い将来、素敵に輝けるのではないかと思うのです。