女と夫のやりとりは、最初こそ楽しそうでしたが、私にバレてから終わるまでの間、長い時間がかかりました。
それでも、楽しそうだった初期とは比べ、ゆっくりとそれでも確実に
女が不安を口にするようになり、ネガティブな言葉が増え、
夫もまた現実味のない言葉を口にするようになりました。
一見、楽しそうに見える文章にも、不安とこれからの未来に対する半ば希望のような空想が含まれていました。
おそらく不倫の楽しい期間は、初期の一時なのではないでしょうか。
私自身全く気づきませんでしたが、バレた時から、この不倫問題に対する終焉のゴングは鳴っていたのです。
私が離婚を選択し、たとえ新たな道に進むにしても、再構築を選んでも。
不倫が発覚した時からこの問題は「終わり」に向かって動き出していたのです。
何をしても事態が動いても、生霊のように現れる女に、私は終わりの無い世界を見つめていました。
しかしそうではなくて、ゆっくりとそして確実に終わりに向かって進み始めていたのです。
ゴングが鳴ってから、ゴールを目指して歩き始めていることに女も私も夫も誰も気づく事はなく、たくさんの感情を味わいつくしました。
その感情の中で、真実がちらりと顔を出しまた隠れを、繰り返してから、どんどん浮彫になって、最後はみんなが真実を知ることができました。
不倫バレ、それが始まりであり、終わりの合図です。
「諦めない心」これさえあれば、自分が未来を切り開いていってくれるのです。
この問題に、長く時間がかかってしまった私が言うのも全く説得力がないのですが・・・
たくさん傷ついた分、輝く未来が待っている・・・頑張ってほしいのです。