不倫をしたことがないので、不倫をする気持ちは分かりませんが、不倫している夫を見て、観察してそうだろうな?とか・・・こんな気持ちなのかな?とか推測でしか見られませんでした。
 
でも、不倫をされた事はあるので、サレタ側の気持ちは分かります。
 
不倫をされると、こんなにも色々な感情が湧きあがり、苦しんで、もがいては少し前に進んで、また後退してと一進一退の気持ちを、ひとつひとつ乗り越えていくんだという初めて知りました。
 
サレる前の私では、こんな感情の動きをすることは知る由もありませんでした。
 
浮気されたら離婚すればいいんじゃない? くらいに思っていました。
 
発覚直後は、奈落の底に突き落とされたような感覚を味わい、そこから這い出そうとしても、変わらない現状に何度も突き落とされ、
 
やっとの事で這い出しても、傷口は生々しく、何度も痛みを味わい、もうこの傷は、もう治らないのではないかと、ひどく落ち込んだ時もありました。

さっきまで、平静を保ってられたのに、突然言われもない感情が吹き出し、周りが、驚く程急に取り乱したり、言葉に表せない喪失感で、自分でもどうしていいのか分からなくなったり。
 
こういう気持ちは、おそらく・・・多くのサレ妻さん達が味わっているのではないかと思います。
 
そして、この感情は、想像以上に長く続きます。

シタ側も、もうそろそろいいんじゃない?と思ったとしても、サレ側の感情の混乱期はとても長いのです。

感情の混乱期は、人それぞれ長短はありますが、年単位なのです。

それだけ、何かを変えてしまう出来事なのでしょう。

そこに多くの嘘が潜んでいる為サレ側は、その膨大な嘘と戦わなくてはならず、嘘と真実が何かを処理できなくなって、身も心もボロボロに破壊されてしまうのです。

共に歩んでいく事を決めたなら、サレ側の感情の蓋をシタ側は、出来るだけ開いてあげて、寄り添う事がこの問題解決の近道です。

途中で音を上げる? 
 
いやいやそれだけ深く傷つけてしまったのです。

でも大丈夫。

シタ側の誠意、サレ側は必ず受け取れます。

傷つく事の痛みを知って、ここまで来たのですから。

『共に歩むこと』双方が覚悟を持てば、お互いの人生がもっと彩り豊かに輝けると思うのです。