つづき

R

これはクレーター（ざらざら、でこぼこ）系の欠片です。

剥離できそうな部分もあります。白の上に色が現われているので、結構きれいな粉が採れそうです。

クレーター系の欠片の面白いところは表面の凹凸が左官屋さんのテクスチャのようで、凹んだ部分のパティナは強いため（凹みの内壁に沿ってパティナがあるため、いろいろな角度にも対応できる）、周囲のパティナが消えた角度でも、そこだけ銀河のように光が見えます。

S

この欠片もざらざら系ですが、刷毛でつけたようなラインが特徴です。

T

最後もざらざら系。

クレーターのように丸くぽつぽつした穴と、刷毛でつけたような直線の凹凸があります。

片面は寒色系のパティナでネタリックブルーとパステル調の緑が適度に混ざり込んでいる中に、小さなぽつぽつが細かい星々のように散らばっています。

その反対面では濃い青、緑がかった青、緑、黄色、ピンク、赤、銀色が、メタリックカラーの油絵を書いた後のパレットのようで、にぎやかです。

以上１０点。

本日夜にきらら舎にアップします。

ローマングラス１月分（６）