ここ数日間の雨と、温度上昇のせいか、タマゴケにたくさんの朔ができました。
もう少しすると、この朔はまんまるくなり、それがタマゴケの名前の由来です。
小さな星のようなスナゴケよりもふさふさしたイメージです。
スナゴケは日光が好きな苔ですが、タマゴケは半日陰を好みます。
月光カフェのワークショップ。鉱物テラリウム(鉱物を使わなくてもかまいません)では、朔のあるところを準備しておきます。
※朔(蒴と表記する場合もあります)
サク。胞子嚢のことです。一見、花の咲く前の蕾のようですが、苔なので花は咲きません。
ひょろりとした細い柄の先に丸い(あるいは逆滴型やアーモンド型の)小さな粒がついていて、この中には胞子が格納されています。
※テラリウムを作った方へ
室内に置いておく場合、水やりはあまり必要ありません。
苔は基本的に根から水分を吸収する植物とは異なり、葉や茎から直接、水分や栄養分を吸収します。
水やりは霧吹き(テラリウムの場合はアトマイザーなどで)やスポイトで葉に水をかけてください。
硝子標本壜の内側が結露する場合は、カビなどの原因になるので、少し蓋を開けておいてください。
暖房などで乾燥すると、苔はしょぼっとします。これはこれで大丈夫ですが、あまり極度な乾燥と湿潤を繰り返すと弱りますので、しょぼっとしたら、2日くらいの間に水をかけてください(少しでいいです)。