アンモライト(ammolite) ……。
アンモナイトの化石の表面に霰石が付着し、遊色効果を呈するようになったもので、1981年の世界宝石連盟に正式に宝石と認定されました。
宝石としての価値が認められるものは、カナダアルバータ州の7000万年の地層からのみ採掘されます。地殻の成分や地圧など特殊な条件が揃ったからこそ誕生したものというわけです。
ただ、ここでしか採れないということは、埋蔵量は限られているわけで、その価値が非常に高いものになっています。
現在はアルバータ州化石歴史遺産法によって保護されており、売買売買が管理されています。
鱗のようなひび割れは「竜の皮」と呼ばれています。
角度によって微妙に色合いが変わって見えます。
これは母岩であるアンモナイト部分がほとんどない霰石層のみのもの。
宝石に加工する場合は、この層だけを剥離し、研磨してルースとします。