大きな虹 | 天氣後報

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夕刻。大きな虹が出ました。

デジカメに一度では収まらないほど大きな虹がきっちり地上の建物の上からかかりました。

太陽の高度が低いと大きな虹が見られます。

ですので、夕刻同様太陽高度が低く、空気がきれいな明け方の虹が、きっと一番大きく美しいのだと思いますが、なかなか出逢うことはできません。


以前も二重の虹を撮影した日に、ここに記録しました。

http://ameblo.jp/sayanet/entry-10001900097.html


2005年の5月21日でした。

梅雨の前のこの季節は虹、、、、出やすいのかな。


写真は3枚に亘っています。

左が北。右が南。

左端(北側)は二重に見えます。

主虹(一次虹)が内側の虹で、その外側に見えるのが、副虹(二次虹…だじゃれみたいですけど)です。

主虹と副虹は色の並び方が異なっています。

これは雨滴の中で、主虹の場合は光が一度屈折しているのに対して、副虹では二度屈折しているためです。


虹は一つの雨粒からはその雨滴が反射している複数の色の中から一色だけが自分に届いています。高い角度にある雨粒からは赤に近い光が、低い角度にある雨粒からは紫に近い光届くので(波長による屈折の違い)、弧を描く一番上(外側)が赤で、一番下(内側)が紫色というわけです。


雨滴の粒の大きさによって濃さや太さも決まってきます。

大きすぎると雨滴自体がきれいな球形を保てないので虹は見えないし、小さすぎても色が分光しないので、やはり虹は見えません(厳密には光の輪が見えるのですが)。


実はそんないろいろな条件をクリアして見える虹。

見ることができたら、なんだかラッキーな気がして嬉しくなります。




天氣後報-大きな虹