天然硫酸銅(胆礬) | 天氣後報

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天然硫酸銅

「やばい青」です。天然の硫酸銅です。
人工の硫酸銅はミネラルショーでもみかけることがありますが、飾っておくと水分を失って表面が白濁してしまいます。(cafeSAYAにもありますので、ご来店の際には見てみてください)
しかし、アリゾナの天然硫酸銅は日本の気候の中で飾っておいても白濁することがありません。
繊維質のため、角度によって光の帯が出ます。
現在の青好きのそもそもの発端は硫酸銅にあるのです。 小学校だったか中学校だったかそのあたりの記憶は曖昧ですが、理科の時間に硫酸銅の結晶に出会いました。わたしが子供の時代は「青は男の色」「赤が女の色」なんていう決まりがあったので「青が好き」だなんていう自覚は全くなかったのですが、その硫酸銅の結晶を見て、「青ってなんて美しいんだ!!」と子供心に思ったわけです。
その後、ミネラルショーで人工の硫酸銅と出会いました。その青はかなり胡散臭かったのですが、「青」にまけて4~5000円したものを3つも購入してしまいました。ちょうどカフェで菫をテーマにしたDOLL CAFEの開催準備をしていた時期で、そのDOLL CAFEのカラーコードが「青と黒」だったため、いい口実でした。
カフェに置かれた硫酸銅。その青は、やはり電灯の下にあると何とも魅惑的でした。
しかし、成分を考えれば、自然界にだって存在してもいいはずなのに、なかなか天然の硫酸銅に出会うことはありませんでした。それがいきなりこんな鮮やかな「奴ら」に出会ってしまい、さらに「青はいいぞ!」と思うのでした。