
学名/Pentremites sp.
石炭紀前期 Mississippian
U.S.A. イリノイ州
12月18日に『銀河フェスタ』も無事終わり、久しぶりのBlogです。
銀河フェスタでは『銀河鉄道の夜』の朗読と星座の投影があったので、ここに登場する鉱石やオオバタグルミの化石などを入荷しに、先日、鉱石屋さんの倉庫へ行きました。
多くの鉱物や化石のせいなのか、昔の匂いを孕んだような、ひんやりとした空気が漂う部屋に、飴色の古い木製の抽斗(ひきだし)が並んでいます。ここで、クルミの化石を探す途中、おもわず仕入れてしまったものがあります。
それが、これ、『ウミツボミの化石』です。ウミツボミは絶滅した棘皮(きょくひ)動物の一種です。棘皮動物というのは、体の表面に大小の棘を持つもので、ウニ、ヒトデ、ナマコ、ウミユリなどが仲間です。
ウミツボミはその名のとおり、植物のツボミに似た形で、真上からみると五角形をしていて、とがった花びらやガクのような形のものがあって、中心に星型の口があります。5億年前から生息し、2億4000万年前に絶滅しました。
売れるかどうかはわからないので、少しばかり仕入れてきましたが、机の上に並べて、指先で転がしてみたりしても、ほんっと、かわいい!!
ウミツボミ、とはよく
名付けたもんだ、、、と思います。