今日はブロ友さん2人と一緒に、京都へ夜桜見物に出かけました。ライトアップされた夜桜見に行くのは、生まれて初めての体験です。

午後から母の老人ホームに、面会に行っていたので、2人とは現地集合です。

ライトアップは6時開始だから、その頃待ち合わせることにしたのですが、電車の乗り継ぎがよくて、20分前に東寺の東門に着きました。しかしもう既に30人くらい？人が並んでいました。

その後無事2人と合流し（そのうちの1人は初めましての方）、お寺の境内へ。まだ日が暮れてないので、そぞろ歩きながら日暮れを待ちます。

境内の桜は満開。亡くなる1ヶ月前に、娘のたっての希望で、病院から外出許可をもらい、最後に一緒に花見に行ったので、桜を見るとその時のことを思い出し、辛くなります。だから今まで桜は見れませんでした。できるだけ見ないように、目に入らないようにしていました。

今回も昼間の花見だったら、行かなかったと思います。でも夜なら、そして同じ思いを抱えた、天使ママさん達となら行けるかも、そう思って行く事にしました。

やっぱり桜を見ると思い出すし、悲しくはなりますが、一緒にいる2人が、何も言わなくてもこの気持ちが通じる人だ、とわかっているから、今回は素直に「綺麗」と思って、写真を撮ることができました。だんだん日が暮れて暗くなってくると、一気に雰囲気が変わります。

この時の空の色は青いのですが、しばらくしてすっかり暮れると、また違う印象に。

刻々と移り変わる景色が見れて、とても良かったです。

この後は京都駅近くのお店に移動。でも私がしょっちゅう間違えて、かなり遠回りさせてしまいました。申し訳ない！

美味しい豆腐料理に舌鼓を打ち、飲んで、いっぱい話して（いつもの事ながら、初めての方とも、まるで旧知の間柄のように話せました）、あっという間に時間が過ぎました。

お2人共、今日は本当にありがとう。

そして、とっても不思議な事がありました。

出かける時はいつも、娘の遺骨ペンダントをつけて行きます。もちろん今日もつけて行ったのですが、夜ごはんを食べてる時、ふと首元を触って、ペンダントが無いことに気づきました。お店に入ってトイレに行ったから、もしかしたらトイレで落としたかも、と思い、すぐトイレに行ってみましたがありません。念の為お店の人にも聞いてみましたが、届いてないとの事。内心蒼白になりましたが、もしもこの事を2人に告げたら、それがどんなに大切な物か、誰よりよくわかってる人達だから、我がことのように心配し、動揺させてしまうだろう。だからあえて何も言わずにその場を過ごし、何食わぬ顔で食事を終えて、2人と別れました。

一体どこで落としたのだろう？電車の中？それとも東寺の境内か、駅から東寺に行く道か、はたまたお店に行く途中か？

考えてもわかりませんが、1番可能性があるのは、東寺では寒かったのでしていた襟巻きを、お店まで歩いてる間に、暑くなって外した時、ペンダントが引っかかって外れたのではないか、と思い当たりました。でも襟巻き外したのがどの辺か、正確には思い出せないし、もし思い出しても、今この暗い夜道で探すのは困難。

念の為、帰りの電車に乗る前に、駅で聞いてみましたが、やはりペンダントの落し物は届いてないとのこと。今夜はこのまま帰宅し、明日の午前中、もう一度来よう、駅から東寺まで、今日来た道を探し、東寺にも届いてないか聞いてみて、東寺からお店までの道も探そう、そう決心しました。それで見つからなければ仕方がない。

そう思いながらも、不思議と焦燥感や動揺はなかったのです。なんか大丈夫、みつかる、という、根拠の無い思いがありました。

そして家に帰って、念の為自室に見に行くと、いつもペンダントと腕時計を入れている、ウィローツリーの小物入れに、ちゃんとペンダントが入っていました。

でも確かに今日つけたはずなんです。つけて鏡で確かめた覚えがあります。

娘が「今日つけてったら落とすから」と思って、知らぬ間に、ペンダントを戻しておいてくれたのかな？それとも私が落としたのを、こっそり戻しておいてくれたのだろうか？

そんなこと全く不可能だし、夫に言ったら「ありえん、ありえん。単なるあんたの記憶違い。いつもながらボケてるんやから」と言われるのは間違いないけど、私は勝手にそう思うことにしておこう。

夜桜見物初体験