相当ヘビーな映画だった。


ランス・フォー・トリア監督作品なだけに、映像の撮り方(プロローグ&エピローグ)は素晴らしく、ポスターになったシーンの絵も怖いが、美しい・・・


でも、最後まで見るのに体力を使う作品であり、

作品のディテールの理解ではなく見終わった後の感じ方が重要だとしたとしても、

嫌悪感と不快感だけが残る映画である。


解釈がそれぞれあって、一概に映画の評価は低くない。

あれだけインパクトが強いと、何度も考えさせられてしまい、

心に残る作品となってしまう。

宗教的な話であり、人間の欲望と罪の話であるのだろうが、

インパクトを強めることで、この映画の価値を上げている気がする。


疲れる映画だった。




今日の夕食は、手巻きずし。
旦那さんお手製おいなりさんつき。

なかなかジューシーなおいなりさんの揚げでした。


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iPhoneからの投稿

昨年のGWは、かわらけ投げに京都へ。

その前の年の秋だったか、明けた春だったかに聞いた、談春の落語「愛宕山」にちなんで、京都は神護寺へ行った。

渓谷に向かって投げるのだか、なかなかコツがいる。上昇気流に乗せるための投げ方があり、5~6回投げたが、成功したのはその1、2回。おもしろかった。



今年は、千葉県香取市佐原にある「伊能忠敬記念館」へ。

1月に志の輔師匠の「大河への道」を聞いて影響を受け、

伊能図と現在の地図を重ねたビジョンを見るため、加えて。

勤勉な伊能忠孝に敬意を表しつつ、あやかりたくもあったため。


佐原は小江戸の風情が残る気持ちの良い町だった。

利根川水運の中継港として栄えた佐原は、銀行も早くにでき、日本橋に本店が出来たとほぼ同じくして、みつ日日銀行ができるほど、栄えていたそうだ。

その佐原の名主、伊能忠敬が天文方高橋至時に入門したのは、忠敬が50歳の時。

年齢に関係なく学びたい一心で江戸に向かい、19歳も年下の至時の弟子となる。

そして、71歳まで日本全国の測量を行うのだ。

彼の偉業の甲斐あり、没後3年して「大日本沿海輿地全図」が完成した。

その地図の精密さには驚愕する。

ストイックに学問にまい進し、何かを成し遂げる。

人格者であり、また、学問でも秀でた人物だったようだ。


勤勉さ。


今年はまさにこの言葉が意味をなす年。

胸に刻んでかんばろう。