少しずつ指名が取れるようになって、
お店にも慣れてきた頃
店長との距離も少し近づいてきました。



待機中、からかわれたり冗談を言いあったり…
なんか、そんな些細な時間が
幸せでした♡



でも、お店が終わってからの電話やメールは
減ってきて、私も毎日待つのを辞めてしまいました。



少し寂しかったけど、そのぶん
お店に行くのが少し楽しみになっていました。



ある日、仕事が終わって家に帰ったら
久しぶりに店長からメールがありました。


店長『さやかちゃん、お疲れ様〜』

私   『お疲れ様です。どうしたの?』

店長『最近、頑張ってるね。偉い偉い!!』

私   『店長に褒められたくて、頑張ってるんだよ』

店長『ま〜た、そんなこと言って。』

私   『本当だよ…』

店長『からかうなって。』

私   『からかってないよ…本当だもん。』

店長『どーしたの…さやかちゃん、』

私   『…別に、なんでもないよ。』

店長『さやかちゃん…』
       『今からそっちに行ってもいい?』

私   『え?今から?別にいいけど……』

店長『タクシーで行くから、着いたら電話する』

私   『わかった。』



え?え?え?え?
マジ?



どーしよぉぉぉぉぉお〜



店長が到着するまでの間、心臓がドキドキ
落ち着かなくてソワソワ………
鏡見て、いろいろチェックして…
と、その時電話が!!!!!!!!!!



私   『もしもーし』

店長『着いたけど』

私   『どこに居ますか?』

店長『公園みたいな所』

私   『あ、わかった、すぐ行きまーす!!』



どーしよ、どーしよ、どーしよ―――――!!!!