以前、といってもかなり前に事実上振られた年上の彼。

次に好きな人ができるまで大分ひきづった人。

彼は異動になって距離も離れて、顔を合わせることもほとんど無くなった。

私のことなんてすっかり忘れてしまっているんだろうと思っていた。

ふとしたことで一緒の場所に前泊することになって、

朝顔を合わせて、久しぶり。って普通の顔して再会することになるのだろうと思ってた。

まさか誘われるとは思ってなかった。

前泊当日の朝、メールがきた。

もう既に消去していたメアドだったけど
まだ覚えていた。

久しぶりに呑まない?

不思議な気分だった。

久しぶりに会った彼の顔を見ても、特別な感情は湧いてこなかった。

あー好きだった顔だーとか、思うかなと予想してたけど、

案外冷静な自分に驚いた。

本当に好きだったんだよーっていうスタンスでいくか、

久しぶりー元気してた?
最近恋愛どうなの?っていう、
あなたとの恋愛なんてどってことないよ、忘れちゃった、っていうスタンスでいくか

迷った。

予想に反してあっちは

誘うかめっちゃ迷った、

二人で呑みたかった、

一緒に行った○○さ、とか

二人の始まりのキッカケとなった思い出の話しとか、

積極的と思われるほど話しに出してきて

不意打ちをくらった感じだった。

お酒が回った。

二人で部屋で呑んだ。

彼の懐かしい匂いがした。
あー…この匂い。

変わってないな…



次の日、彼は私の部屋に時計を忘れて、

他の人に見つからないよーに二人きりの時に渡した。

悶々としてるわ…

彼の一言。


私は…


はまらないよ。

もうあの辛い気持ちは繰り返さない。


またもう少し後になるけど、彼がこっちに来るらしく

誘われた。

はまらない自信があるなら会えばイイ。

潔く断る方がイイかもしれない。


今日は彼の誕生日。

誕生日なのに…


一緒に祝えない。

今日は家でお祝いしてもらうの?

私なりに明るく聞いたつもりだったけど

彼は黙ったまま。


前から金曜に二人でお祝いしようということにはなっていた。

それでも

やっぱり

誕生日は一年に一度のこと。


その日じゃないと意味がない。

そう思うのは女の方だけかもしれないけど…

昨日の会社の飲み会でも

その日の朝のメールのやり取りも

一昨日の彼の態度も

すべて最近うまくいってなかった。


なんだか今日一緒に帰ってるときも

たまらなく悲しくなってきて。
嫌な感じで別々の方向の電車に乗った。



一生懸命考えた彼へのプレゼント。

家に持って帰っても不自然じゃないもの。

金額とかじゃなく。


悩みに悩んで

彼は本をよく読むから

ちょっとカッコイイブックカバーなら

別に自分で買ったっておかしくないしと思って

Franc francの黒いレザーのカバーを買って

包装してもらった。



今日渡そうと思って

「プレゼント何がいいか、悩んだんだけど、ブックカバーなら持っててもおかしくなくない?」
って聞いたら

彼は

「……俺、今までカバーなんてつけたことないよ…」って


…受け取って貰えなかった。



「ふーん、じゃあいいや。他の人にあげるから。」

って

可愛くない返答をした自分が

つくづく嫌になった。


やっぱりもうダメなんだね、私達。


最近こんなのばかり。


今日は仕事ですごく嫌なことがあった。

最後会社で一人になった途端に

ポロポロ涙が溢れ出てきて…

止まらなくなった。

思うようにいかない会社のしくみ、関係者へかけている迷惑、自分の不甲斐なさ…

いろんな気持ちが混ざり合わさってこらえられなくなった。


そんな状態だったから


彼と一緒に帰りたい、

甘えたいって思ってたけど


こんな日に限って

何も知らない彼は

いつもよりかなり早く上がった。



その後

「今日は用があるので先に帰ります」

とメールが入った。


理由を言わないなんて初めてだった。



私の事情を知らないんだから、しょうがないんだけど、

今日は甘えたかったよ…。なんで今日に限って…。


思い余って


つい今日辛かったことを伝え、

最後に


「理由聞けないなんて寂しい」

って返したら



「娘が風邪らしく…ひょっとしたらインフルエンザかも

今病院に迎えに行ってる。」

と返事が返ってきた。



追い打ちだった。



辛過ぎた… 。

堪えられずに余計に泣いた。




そんな状況だって知らなかった、待ってればよかった。sayakaの方が心配になってきた。大丈夫?
頑張れよ…。

そんな言葉が後に続いたけど

もう私には届かなかった。


風邪の具合どうだった?大丈夫だった?
って聞けない自分がいた。

やっぱりそのネタはキツイや…


例え私の状況を知っていたとしても

迎えには行かないとダメだもん。


分かってるよ。
分かってる。



辛い気持ちより

スキな気持ちが勝ってた。

今までは。


でも今は…



逆転。


自分の幸せは自分で決めなきゃいけない。
自分の幸せが1番なんだからね。


すべてを知ってる友達からの言葉。


ごめん。

もう辛すぎてムリかもしれないよ、私。

頑張れないや。





胸が痛くて堪えられなくて

勢い余って

メールをちょくちょくくれる男友達にメールをしてしまった。


私からメールをするなんてかなり珍しかったからか


電話をくれた。

どうしたの?
大丈夫?


彼は一つ年下。
ずっと前に飲み会で知り合って何回か飲んだことがある。

それから飲みに行こうっていつもいってくれるけど


彼に現を抜かしていた私は

なかなかそれを実行にうつさなかった。


でもまあまあのイケメン君。独身。


今日もいっぱい話してくれた。


今週金曜も誘ってくれたけど


臆病な私は会社の飲み会があると嘘をついて

逃げてしまった…。


一歩踏み出した方がいいのかな…。


少なくとも


今の恋よりは
将来があるだろう。


弱い私。


最近多い…

テンションが落ちて黙り込む彼。

そういう日はもう治らない。



今日昼過ぎ、彼と家に一緒に居た時

会社の男の先輩から電話がかかってきた。

一回目は無視したけど

また少し経って二回目がかかってきて、

「あ、まただ…」

「いいよ、出れば?」

と言われ、電話に出た。



その先輩は、まだ彼が今の事務所に異動してくる前に、私と同じ事務所に居た人。


唯一歳が近い男の先輩ということで、それなりに仲良かったし、二人で飲んだりしてた。


酔って好きだと言われたこともあった。私に好意を持ってくれてはいたけど、あくまで相談相手として、同僚として仲が良かっただけ。


第一お互い相手が居た。
でも一時は社内で付き合ってると噂されたこともあった。


それからその先輩は他部署に異動になってそのまま彼女と結婚、今は既婚者。

彼は私との噂とかを知っていて、前に私とその先輩は何かあったと思い込んでいた。


電話の内容は

今何してるの?とか

会社の人の話しとか、

年末の異動の話しとか、

そんなたわいもない話し。
また飲みに行こうね、みたいな感じで終わった。


多分10分から15分くらい。


その途中から彼はふくれっつらで眠り出した。

本当に眠っているわけでなく、目を閉じているという感じ。


確かに私も話しを早く切り上げるべきだったかもしれないけど

いちよう先輩だし、無下にするわけにもいかなかった。


ただ話しの内容が、例えば今から会えない?とかのお誘いなら、
気分を害するかもしれないけど

そんな変な話しとかしてないし

正直、そこまで落ちてるとは思わなかった。

ちょっと妬かれるくらいだと思ってた。



電話を切った後も

彼は全然話してくれなくて、不機嫌そうで、ため息ばかりついて。
寝たふりを続けた。


どうしたの?なんで怒ってるの?
電話しててごめんね…。



そうすると彼はおもむろに口を開いて



はぁ~…

聞きたくなかった…

sayakaはみんなに優しいんだよ…

俺に話してるときと全然変わらなかった…↓

ただ俺には少しだけ興味あるだけなんだよ。

別に特別じゃないんだよ…

…しかもsayaka、電話切った後最初何て言ったと思う?



何て言ったのか、ちっとも思い出せなかった。


聞いてもそのあとは黙り込んでしまった。



そのまま彼はふてくされて少し寝て、

起きたあと、すぐに帰り支度を始めた。


いつも帰る時間までまだ1時間弱もあった。


いつもなら

そのタイムリミットギリギリまで、1分でも長く居たいと、時間を惜しむ程なのに。


その時間よりも早く帰るなんて初めてだった。




ちょっと前にも同じようなことがあった。

ご飯を食べてるとき、仕事の話しになって

酔ってた彼は今自分が頑張ってるのに、全然頑張ってない人のこと、多分ストレスや不満がたまってたんだろう、熱く語り出した。

いつもは私には仕事の話しはしないように努めていた。そういう話しするとつまらないでしょ?と。

私と彼は仕事上では逆の立場に居て、多分意見も対立するから。


そのあと、そんな自分に嫌気がさしたのだろう。
あまり話さなくなり、テンションが明らかに下がり、そのまま帰っていった。


私が何か言ったのかと思って不安になった。

でもその時彼はsayakaは悪くない。ただ自分の大人げなさが嫌になっただけ、と言った。




そして今日。


「じゃあ帰れば?」

帰ると言った彼を止めなかった。

じゃ、と短く言い、私の部屋を去った。



明日は日曜。
会えなければ連絡もとれない。
後味の悪い土曜日。


週明けも微妙だなぁ。


こうやってどんどん仲直り迄の時間が長くなっていき、距離が離れてくんだろな…。




泣くのをこらえられなかった。

暫く我慢してたけど、

涙が溢れ出てきて、止まらなかった。

胸が締め付けられて

苦しかった…


今日は彼が家に遊びに来てくれて、朝から楽しい一日を過ごしてたけど

昼過ぎころ、話の流れで

彼が、この前、娘と好きなインテリアショップにいって3時間も居ちゃったよ。その時さ、sayakaならこのお皿、どっち選ぶかなーとかそんなことばかり考えてたよ…

と言った。

悪気がないのもわかってるし、私もその時はへっー楽しそう~とか笑顔でいられたんだけど、

少ししてから

思春期の娘なのに、
この前お風呂入る時間がかぶって、娘が先に入ってたのに入ってもいいよって言ってきたから入ったんだよね、やばいよね。

という話をされた。

え~信じられない、私なら有り得なかった。そんな歳頃で!!

なんて言ってたけど

すぐに一緒に買い物をしてる姿、一緒にお風呂に入ってる姿を想像してしまって

それからはもう何も頭には入ってこなくて

胸が痛くて痛くて

彼は普通に話してきたり 甘えてきたりしたけどもうダメだった。

いきなり泣き出した私に

彼は凄くびっくりして

本当にごめん。
大好きな人を悲しませるなんて最低だ。
もう絶対悲しませない

って何度も何度も言って

涙を拭いて強く抱きしめた。


自分が悪いのは十分わかってる。
こういうことに堪えられない位なら、付き合う資格がないことも。弁えてるつもりだったし、正直こんなに辛くなるとは思ってなかった。

子供は別格だよね…

随分前に彼が言った言葉を思い出した。

娘という存在は全然別格で、なりたくてもなれないし、全く違う存在だから、余計悲しくなるのかもしれない。

赤の他人ではなく、血の繋がった存在。

分かっていたこと。