これまでの続きです!
#4で早く続きが見たいとのコメントを頂いたのでさっそく書いてみました!!!


今回少し長めかも、、🙇‍♀️





それではどうぞ!!!






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由依side



お陰様で忙しい日々を送らせていただいており、理佐のこともようやく忘れてきたかと感じていた頃だった。








仕事がやっと落ち着き始め、久しぶりにみいちゃんと家の近くでご飯に行くことにした。



そこではお酒も飲むことができ、今日はとことん飲もう!ということになった。







み 「お疲れ様ー!」


私 「お疲れ様!」


み 「最近忙しかったみたいやな!」


私 「そうなのー。おかげさまでね笑」


み 「すごいやん!」


私 「みいちゃんは最近身体の方はどう?」


み 「ぼちぼちかなーでも今日は調子もいいしお酒もいっぱい飲めるで〜!」


私 「飲み過ぎには注意してよね?笑」



私は結構お酒は強い方だがみいちゃんはすごくお酒が弱くいつも調子に乗っていっぱい飲んで私が家まで送るというのがループになっている。







しばらくお酒を嗜みながらお互いの最近の話や仕事の話で盛り上がっていると、斜め後ろの方から聞き馴染みの声が聞こえてくる。




みいちゃんからは見える方向なのだがもう既に酔い始めており机にあるお酒が入っているコップにしか目がいっておらず確認することが出来なかった。




みいちゃんの話を軽く受け応えながら斜め後ろから聞こえる声に耳を傾ける。






   「もうーその話さっきも聞きましたよー?笑」


   「だってさーまだこんなに好きなんだよー?」


    「だったらまた連絡したらいいじゃないですかー」


   「今更そんなことしたってさーもう、きr☆%°...」
 

   「あーもう理佐さーーーん!寝ちゃダメですって!」




その呼ばれた名前にハッとして思わず話していた方向に勢いよく振り返るとそこには2期生でずっと理佐と仲が良かった天ちゃんと理佐の姿があった。

理佐は私に背を向けていて気づいていなかったが天ちゃんはすぐに私に気づき手を振ろうする。だが理佐にバレてはいけないと思ってしまったためすぐに天ちゃんにはバツの手で記して携帯を見てと合図をした。






すぐに天ちゃんのLINEを開き文字を打つ。



       私 「トイレ来て」


       天 「了解です」








すぐに返事が来て、トイレに向かう前にみいちゃんに一言声をかけ席を立つ。私の後ろで天ちゃんも同じように理佐に声をかけ席を立つような音が聞こえてきた。








トイレに着き、後ろからきた天ちゃんの方を向く。






私 「ごめんね急に」


天 「いえいえ、お久しぶりですね。まさかこんなところで会えるとは笑」


私 「ほんとだよね笑」


天 「てかやっぱり理佐さんのこと?」


私 「うん。あの感じ、多分天ちゃんにしかホントのこと言ってなさそうだったから。」


天 「そうなんです、しかもああやってお酒を飲んで酔った状態にならないと私にすら全てを話してくれなくて、シラフの時に聞いたって理由すらも教えてくれないんです。」


私 「そうだったんだ。ちなみにさ理由って聞いてもいいかな。」


天 「私から言ってもいいのかな、あ、なら今日理佐さんのこと由依さんの家に送ってあげてください。たしかお家この近くでしたよね?」


私 「まあそうだけど、大丈夫かな。」


天 「本人から聞いた方がいいと思いますし、あとこれだけ伝えときます。理佐さんはまだ由依さんのこと好きですよ。」



その言葉で一気に胸が熱くなる。お酒をどれだけ飲んでも熱くならないのにこの感覚は理佐に別れを告げられた時以来。


ここまで来たならもう嫌われる覚悟で行動する。そう決めたのだ。






私 「わかった。連れて帰る。ただみいちゃんもだいぶ酔ってるからおうちまで送ってくれないかな。」


天 「それは全然大丈夫ですよ!任せてください!」


ほんとにいい後輩を持ったと心の中で呟きながら意を決して2人がいる所へ戻る。



天ちゃんはみいちゃんに理佐と私が2人で帰ることを伝え全てを伝えていたみいちゃんはすぐに察して天ちゃんともう少し飲むことにしたみたいだ。





そして理佐はというと



私らより先に来ていたのかもう既にベロベロ状態で私が近づいても気づかないくらいだった。



2人のカバンを持って肩を揺すって寝かけている理佐を起こす。



私 「起きて、帰るよ。」


理 「んー?由依ー?かえる!由依ー!」


ベロベロだからか私に対して驚く様子はなかった。


ただフラフラだから私の腕をしがみつくように歩き始めるため私の心臓の音は鳴り止まない。



人の気も知らないで、、、と捨て台詞を吐きそうだったが付き合っていた時から酔うとこんな感じだったので唾を飲んで堪えることにした。







迷惑をかけてしまったぶん私と理佐と残ってる2人分の現時点のお会計を済ませ、お店を出る。






このお店からは歩いて15分。


理佐はフラフラで腕で支えるのがやっと。常に腕に力が入っている状態のため明日は筋肉痛だと確信する。




いつも酔うと次の日には前日のことを忘れているため、それをいい事に私は自分の気持ちを吐き出すことにした。




私 「理佐ってさ、」


理 「んー?どしたのゆいちゃーん!」


私 「ホント自分勝手だよね。」


理 「うっ、ごめんなしゃい。」


私 「せっかく仕事がたくさん入って忘れれるかと思ったのにさ、あんなこと喋ってるの聞いたら、、グスッ」



思わず忘れかけていた思い出が次第に蘇ってきて気づけば涙を流していた。




理 「え、由依ちゃん!?ごめんね、私がこんな自分勝手だから、由依ちゃんに迷惑かけちゃってた。別れるのが正解なんだって、、グスッ」



私の涙につられたのか理佐も涙を流し始める。



私 「なんで理佐が泣くの、笑 グスッ 私を捨てたの理佐でしょ笑 」


理 「捨てたんじゃないもんグスッ 好きだけど、好きだけど付き合っちゃダメだったんだよ!グスッ」







何を言っているか分からなかったが私も少し酔いが回ってきていたせいかこれ以上私も理佐も会話を続けることはなくひたすら帰り道を2人で泣きながら、気づけば手を繋いで帰っていた。
























やばい切ない、でもえもい、、


書きながら想像していると涙が出そうになります。笑




次は理佐思考から入ると思います!!


あと2、3話で終わりそうかな!


感想などTwitter@same___727の質問箱でお待ちしております!!!






読んで頂きありがとうございました!