声が出ない少女の物語

声が出ない少女の物語

声が出ない少女。まぁ見ていってくださいな♪

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あの日君に出会うことができたから今あたしはここにいられるんだ。


あの日君に出会えたから、今あたしは笑えるんだ。


心からあなたに伝えたい。


両手いっぱいでも抱えきれない「ありがとう」、「大好き」を。








今日あたしは高校生になる。つらかった中学生活を終えて。


中学3年のとき、推薦をあたしにとられた親友に嫉妬された。


そのとき


ちょうど受験でピリピリしていたクラスの人たちの不満が一気にあたしにぶつかってきた。


そう あたしは「いじめられた」のだ。


毎日のように消える机や上履き。


カバンは八つ裂き。


蹴られて 殴られて。


教室に入った瞬間下水をかけられたこともあった。


担任からは忘れられた。 


声が出なくなった。笑えなくなった。涙は出し切ったかのように出てこない。


感情を失った。


苦しかった。つらかった。死にたかった。この世のすべてを呪った。


だからあたしは人を信用しない。しても得るものは何もない。


愛?心?なにそれキレイごとじゃん。


高校にはいっても一人でい続けていくつもりだった。


そんなあたしの「つもり」は高校に入ったある時に一瞬にして砕けた。


あれはある日の昼休み。


「ねーねー。一緒に昼飯食べね?いいっしょ?うし!きまりなぁ♪。」


いかにも軽くて、女好きそうな見た目の男があたしに近づいてきた。


いくつものピアス。


あいた胸元。


長く伸ばした金髪。


こーゆータイプあたしすっごい苦手だな。