今NHKで、フードロスについての番組がありました。
日本で、食品が消費者の手に渡る前に大量に捨てられている現状。

理由は、
出荷の時に段ボールがやぶれている(中身は問題ないのに)、
ケチャップや缶詰など、容器がへこんでいる(これも中身は問題なし)、
スーパー独自のルールで、賞味期限間近なものを廃棄にまわしている、

あとは、知らかった「3分の1ルール」。
「納入期限は、製造日から賞味期限までの期間の3分の1の時点までに」っていうのがあるみたいで、まだ賞味期限が半年以上残ってるパスタも廃棄に。。

そして家庭からの食品廃棄もフードロスの3分の1にあたる量だそう。


日本のスーパーって、本当に何でもあるもんね。
キレイだし、完璧。

マレーシアのスーパーなんて、
紙容器、缶詰も、へこんでるのなんて普通(笑)だし、
穴あいて、虫喰ってるのとかあるし、
腐ってるのもカビ生えてるんとかもあるし、
ハエだって飛んでるし、
賞味期限切れてるものだって、もちろんそのまま棚にある。
(まーそれはそれで問題だけど。笑)

ケチャップの容器が少しへこんでるだけで、
お客様の前に出せない、売れない、そして捨ててしまえる感覚。
さっきテレビ観てて、「あ~そういえば日本ってこんな感覚だったな。。」と。
それが私にはちょっと怖くて、息苦しくもあるんですけどね。
だからこんなゆるい国に住んでいるんですが。笑

フードバンクという活動と、セカンドハーベストジャパンという団体が紹介されてました。
「まだ食べられるのに捨てられる食品」をメーカーや量販店、農家、個人の方から預かって、食べ物に困っている施設などに配る活動。

「日本は本当の豊かさとは何かを忘れている」と締めくくられてて、
大量生産、大量消費、流通、消費者のあり方、食育、色んな要素が絡まっていて難しい問題だけど。。

出た「ロス」をどうするのかじゃなくて、
「ロス」が出ないような仕組みを作ることが必要。
「もったいない精神」を忘れない日本であってほしい。。