今回は自然的な音階からではなく規則性に基づいて考えられた音階を紹介します。
規則性があるのでメカニカルで数学的な表現に特化してます。
#1. ディミニッシュスケール
ディミニッシュコードのコードスケールは各コードトーンの全音上の音を加えて作られます。
C⚪︎7
C_^E♭_^G♭_^B♭♭(=A 異名同音)
↓
C diminished scale
C_D^E♭_F^G♭_A♭^A_B^C
*臨時記号の数優先で表示
第1音から全音半音と繰り返して並べても同じ音階になります。
また、どのコードトーンから始めてを同じスケールになるので音の並びのパターンは12÷4=3通りしかありません。
#2. ハーフホールディミニッシュ
所謂コンビネーションディミニッシュ略してコンディミと呼ばれるものですか私はH/Wディミニッシュと言う呼び方が好きで使います。
半音全音と音階を並べると出来上がるスケールです。
C H/W
C^D♭_D#^E_F#^G_A^B♭_C
1 ♭2 #2 3 #4 5 6 ♭7 1
広義ではどのドミナント7thコードでも使用可能とされていますが鉄板の使い方はディミニッシュコードをドミナント7thに分解した際のドミナントコードに使います。
例としては
C#⚪︎7→D-7
と言うコード進行があった場合
C#⚪︎7 コードトーン C# E G B♭
の半音下の音をルートにもつドミナント7thコードを割り出します。
すると
C7 E♭7 F#7 A7
の4つのドミナント7thが割り出されます。
この内 E♭7とA7は
E♭7→D-7と言う半音進行での解決
A7→D-7と言う4度進行による解決
をしますので、
C#⚪︎7上で
E♭ H/W
A H/W
として使用するとシックリ来ると言う塩梅です。
リバーサイド時代のジョンコルトレーンやマイケルブレッカーのソロ、ソニースティットのメカニカルなアプローチなど様々なシーンで聞くことが出来るスケールです。
#3. ホールトーンスケール
音階を全て全音間隔で並べたスケールです。
C WT
C_D_E_F#_G#_B♭_C
使いどころはシンプルで
オグメンテッド7thコード上になります。
CWTは
Caug7 (C+7)上で使います。
その他マニアックな使い方もありますがザックリしないのでまたの機会に。
ギターのアランホールズワーズのソロなんかでよく雰囲気がわかるかと思います。
シンメトリックなスケールはこのほかにもたくさんありますメシアンモードとググると色々出てきますし現代クラシックのエチュードでも題材として採用されています。
調性と言うものが希薄な為多種多用な活用が出来る為追求し出すとどっぷり浸かってしまいますがやり過ぎると難解で受け取り側も「へー、凄いね」くらいにしか感じなくなってしまいますのでセンシティブな使い方を心掛けましょう。
5回に渡ってスケールを紹介しましたがとりあえずコレだけ知っていれば当面は困らないでしょう。
スケールだけ練習しても耳が良くなって指が良く動くくらいの効果しかありません。曲を12キーで練習してスケールを使う場数をこなしましょう。
また、
曲のどの場所でどのスケールを使うのかと言う勉強と、アボイトノートと言ってコード上で長く伸ばしたり強調させてはいけない(不協和音になる為)音も知っておかなければなりません。
それはまたの機会に。
*このブログでは、題材をランダムに記事にしています。
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