【5. 文献4
: (題名)フルートの音色に対する材料の影響】
(原題)EFFECT OF MATERIAL ON FLUTE TONE QUALITY
(原文英語)
出典:The Journal of the Acoustical Society of America 521
著者:John W. Coltman
http://ccrma.stanford.edu/marl/Coltman/documents/Coltman-1.06.pdf
フルートの研究に関して第一人者であるジョン・コルトマン博士の論文。
ジョン・コルトマン博士に関しては下記が詳しいです。
http://homepage3.nifty.com/mikms/page3004.html
******以下【文献4】の要約******
1. フルートの構造
銀、銅、木製の3本のキーを有しないフルートを製作した。
内径は全て1.90cmである。
銀パイプは肉厚0.36mmを有し、以前銀製フルートを製造した際に使用した銀管のストックを使用。
銅管の肉厚は1.53mm。銀管に比較し、約4倍の厚さを有している。
木製管の原木は木管楽器に多用されるgrenadilla材であり、標準的な木管フルートの4.1mmの肉厚を有する。木管フルートは、銀管の1.7倍の重量である。
各管とも長さ32.7cmであり、Delrin社製プラスチックマウスピースを接続している。接合した3本のプラスチックヘッドは、内径にテーパを有する同寸法構造である。
唄口の直径は1.75cmである。
次に、プロアマ交えたリスナによるブラインドテストとその結果を示したいと思います。
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