バーナード嬢曰く、村上春樹作品とのベストな距離感とは、彼の訳した翻訳本を読むのにとどめるのが、同時に現代アメリカ文学も概ねわかった気になれそうで一石二鳥だと。その手があったか!遠藤君曰く「今売れてる本をスルーするの」は「流行本に飛びつく人々を下に見つつも実は心のどこかでは常に気になってい」るという「抑圧していた過去の自分を『あの本大した内容じゃなかったよやっぱり』と解放するカタルシス」を味わうためだそうだ。大いに共感するのだが、実際、評判の本を読んでみると「やっぱベストセラーになっただけあっておもしれえや」となってしまって、自分の俗物さを思い知る事が多いものなのである。

バーナード嬢曰く。: 2 (REXコミックス)
2013年10月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1212ページ
ナイス数:16ナイス

マンガでわかるWebマーケティング シーズン2―Webマーケッター瞳の挑戦! ―マンガでわかるWebマーケティング シーズン2―Webマーケッター瞳の挑戦! ―感想
ネタバレするので詳しくは書かないが、P93で(´;ω;`)ブワッときた。イイハナシダナー。
読了日:10月31日 著者:村上佳代,舘田智,金森賢広,二階堂仁,小林信次
マンガでわかるWebマーケティング ―Webマーケッター瞳の挑戦!―マンガでわかるWebマーケティング ―Webマーケッター瞳の挑戦!―感想
「マンガでわかる」と題名にあるのだが、結構重い文章があるのが誤算だったw あと、「WEB」と題名にあるのだが、マーケティングの目的からWEBを手段として使うという一貫した姿勢が良かった。本書で主張していることは自分の思っていた通りの事だったので、きっとこの本は良書なのだろうw
読了日:10月31日 著者:村上佳代
NHKテレビ Eダンスアカデミー  2013年10月-12月 ( )NHKテレビ Eダンスアカデミー 2013年10月-12月 ( )感想
テキスト+DVD+放送で、EXILEのChoo Choo TRAINが踊れるようになる。今日から番組が始まった。首のアイソレーション(ビートたけしの「冗談じゃないよ」の首の動き)が難しい。ロールダンスは膝にくる。主任講師USAさんはユーエスエーさんじゃなくてウサさんだと判明。
読了日:10月19日 著者:
NHKテレビ Eダンスアカデミー 2013年 10月-12月 [雑誌] (NHKテキスト)NHKテレビ Eダンスアカデミー 2013年 10月-12月 [雑誌] (NHKテキスト)感想
まちがえた。kindle版じゃないや。削除はどうすればいいのかな。
読了日:10月19日 著者:
AR三兄弟の企画書AR三兄弟の企画書感想
以下、印象に残った事。「枯れた技術の水平思考(P106)」~この本で書かれている事。「空白があるからこそ、そこに埋めるべき情報を、人間は想像力やコミュニケーションで補完しようとする。(P168)」~昭和プロレスが持っていてUFCに無いもの。「現実は語り部の存在により、物語になる(P173)」語り部が朝日か読売かで事実は違う物語になるわけだ。「物語は、“介在の余地・余白を与えること”により、現実になる。(P173)」~自然科学は、あいまいさという人間の介在する余地を消し去ることによって、宗教を現実においてし
読了日:10月13日 著者:川田十夢
日本の起源 (atプラス叢書05)日本の起源 (atプラス叢書05)感想
同時代を意識した与那覇氏の大向こう受けする歴史分析と解釈と、歴史学の精密な用語使用と論証によってその言説の範囲を学問の中にとどめようとするような東島氏の反証がコントラストを織りなした濃密な本。まずは基本書として高校の教科書の精読と内容理解の必要性を痛感させられた。
読了日:10月12日 著者:東島誠,與那覇潤

読書メーター
2013年9月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:754ページ
ナイス数:18ナイス

中国嫁日記 (二)中国嫁日記 (二)感想
文化ギャップ・・・というより、いってみれば日常でのたどたどしい日本語をネタにしているだけの話が多い1巻に対して、この巻は、前半は東日本大震災の時のエピソードが中心で、後半は内モンゴル自治区で農業をしていた、嫁さんのご両親との旅行が中心。日常とはちがう場面の中で、それぞれの人物の思いや行動がほのぼのと描かれていてとても良かった。
読了日:9月19日 著者:井上純一
中国嫁日記 一中国嫁日記 一感想
「日本人が知らない日本語」みたいな薀蓄マンガかと思ったら、ささいな日常を描いたほのぼのとしたラブコメで癒される。たまにリアル等身キャラで出てきて、たがみよしひさかと。
読了日:9月19日 著者:井上純一
工学部ヒラノ教授 (新潮文庫)工学部ヒラノ教授 (新潮文庫)感想
国立大の理科系で学部教育がないがしろにされてきた実態がよくわかった。教官が自分の時間をどう分配すれば一番多くの結果を出せるかのオペレーション・リサーチの問題だったのだなwまあハーバードとかは数百万も授業料とるんだから、しかたないっちゃ、しかたないのかもしれないのだが。
読了日:9月9日 著者:今野浩
まんが印象派の画家たち〈1〉 (アートコミック)まんが印象派の画家たち〈1〉 (アートコミック)感想
(P66)「鉄道も走るこの時代に、いまだにヴィーナスかい?」1863年のサロンの入賞作カバネルの「ヴィーナスの誕生」を前にしたセザンヌのセリフである。マンガでのこのセリフが史実に基づいているのかはわからないが、天上にしかなかった慰めや美しさが身の回りにもあるということに人々が気づき始めたのが近代という時代なのだろう。時同じくして開かれた「落選展」で「大胆な配色、神話に頼らない裸体画、立体感を排した色の塗り、まさにすべてが新しい!」とセザンヌが絶賛しているのはマネの「草上の昼食」(P69) 印象派の画家たち
読了日:9月3日 著者:本田諭

読書メーター
2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1253ページ
ナイス数:34ナイス

プーシキン美術館展公式ガイドブックプーシキン美術館展公式ガイドブック感想
前半の約60Pがカラーで展示作品の解説、後半の約70Pが池田理代子描き下ろしのマンガで1色ページという斬新な構成。前半の作品解説だが目次には「ゼッタイに見逃せない作品ベスト3」と大学の先生が選んだ「注目したい名画5作品」と「プーシキン美術館から4つのテーマを紹介」とあるのだが、この順番が錯綜していて非常にわかりにくい。テーマを時代別に並べて(この本では4つのテーマは時代順では無い)注目すべき作品を「編集部ゼッタイおすすめ」とかにしたほうが良かったんじゃないか?とにかくわかりにくい作りだった。後半のマンガだ
読了日:8月31日 著者:松田志乃ぶ
工学部ヒラノ助教授の敗戦 日本のソフトウエアはなぜ敗れたのか工学部ヒラノ助教授の敗戦 日本のソフトウエアはなぜ敗れたのか感想
この本を手にとったのは、もちろん副題の「日本のソフトウェアはなぜ敗れたのか」に興味があったからだ。 しかしながら、読後感は以下の数行に全て支配されてしまった。 「父と子の争いはどこにでもある。これは仕方がないことである。なぜならそれは、子供が自分のアイデンティティーを確立する上で避けて通れないことだからである。多くの人が男対男の戦いを父と子の対立の中で経験済みである。もし白会教授が、青年時代にこの戦いを体験していれば、森口教授との戦いにのめりこまなかっただろう。(P200)」 作者によればこの、時期を間違
読了日:8月31日 著者:今野浩
大学生・社会人のための言語技術トレーニング大学生・社会人のための言語技術トレーニング感想
 WEB等で使用されるHTMLやXMLは、タグというもので文章構造を表している。言語がコミュニケーションの道具であるのなら、文に文法というルール・構造があるように、複数の文の連なりである文章にもコミュニケーションの主体同士が共有するルール・構造がある(べきだ)という思想を、これらの「新しい言語」に触れると強く感じる。  そんなことも1つのきっかけとなって、この本を手に取ってみた。欧米言語圏には、各言語の違いに関わらず、世界基準・普遍な言語技術(Language arts)というものが存在し、習得のためのカ
読了日:8月24日 著者:三森ゆりか
中国化する日本 日中「文明の衝突」一千年史中国化する日本 日中「文明の衝突」一千年史感想
再読して印象に残った部分:「『父親』の不在ないし機能不全」「すなわち、『父親』を頂点として地域や家庭ごとに集約されていた秩序がもはや通用しなくなった時代に」「英米では」「20世紀前半から」「労働組合的なるものによる代替」が行われたのに対し「日本人はきづかないまま(ないし気づかないふりをしたまま)半世紀を過ごした。」とのこと。(P163~)
読了日:8月18日 著者:與那覇潤
周期表-いまも進化中 (サイエンス・パレット)周期表-いまも進化中 (サイエンス・パレット)感想
先日行ったサイエンスカフェで、物質に電磁波を30cmの時間差でぶつける研究をしている学生さんから、周期律表の話を聞いて気になっていたところ、タイムリーにこの本を見つけた。周期律表なんてフィックスされたセオリーと思い込んでいたのだが、なぜ表のような配列にすべきかを完全に説明する理論はまだ無く、それが副題の「いまも進化中」という事なのだそうだ。18~19~20世紀以の化学者、物理学者達が、観測事実と二人三脚で仮説を積み上げ、否定され、また別の人間が仮説を出し、新たな事実が発見され・・・と、次第に今知られている
読了日:8月11日 著者:EricR.Scerri
ノマドと社畜 ~ポスト3・11の働き方を真剣に考えるノマドと社畜 ~ポスト3・11の働き方を真剣に考える感想
著者が語るところによると、英国では企業の採用の基準が「経験や実績」であり、経験の浅い若者が雇用されにくくなっているという。新卒においても企業でのインターンの経験が採用基準になる場合が多く、親にお金の無い学生は高学歴であってもそのインターン経験が積めず、社会階層の固定化につながってしまうという危機感があるという。この話題はこの本のメインテーマからは、はずれるのだが、この本を読む少し前「(リベラルアーツ体系しかない)日本の学校教育(ではあるが、この体系)が階層の流動化を進めた」という話を、芦田宏直先生の講演で
読了日:8月10日 著者:谷本真由美(@May_Roma)
日本人の知らない日本語4  海外編日本人の知らない日本語4 海外編感想
ゲント大学で日本語を学ぶ学生が、常用漢字による漢字の制限を批判していた場面があるが、漢字には表音文字には無い情報があるので、勉強するとわかるようになるんだなと感心。「海外編」だけに、日本人の知らない日本語だけではなく、外国人が知らない外国語の薀蓄も入ってて、ネタ切れ気味な第3巻よりパワーアップされた印象。欲を言えばEU諸国ばっかりだったので、もっとバラエティさが欲しかった。
読了日:8月6日 著者:蛇蔵,海野凪子

読書メーター
2013年7月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:447ページ
ナイス数:14ナイス

迷惑な進化―病気の遺伝子はどこから来たのか迷惑な進化―病気の遺伝子はどこから来たのか感想
 前半はこの本のメインテーマ(と思うが)で、一見生存に不利な遺伝子が、ある集団に共有されているのはなぜか?という事例が、これでもかこれでもかとあげられている。謎解きの仮説としてその集団の過去の生存環境による遺伝子浮動があげられている。  この話題にいいかげん飽きてきたころに、トランスポゾンの話が出てきて、読者にぐっと身をのりださせる。「世界の海にいる全ウイルスの遺伝子を縦に並べたら1000万光年の長さになる。」「ウイルスの変異速度は人間の100万倍。」「その変異を数十億年の間繰り返してきた。」こっちの話題
読了日:7月25日 著者:シャロン モアレム,ジョナサン プリンス
いきなりはじめるPHP~ワクワク・ドキドキの入門教室~いきなりはじめるPHP~ワクワク・ドキドキの入門教室~感想
PHPの入門書なんだが、4冊目にしてやっとcover to cover。類書に比べ活字が大きく分量も少なくて入門者に適当だと思う。分量が少ないということは、写経をする初心者にとってタイプミスが少なくて挫折しにくいということだ。高校の時に英文解釈教室を読み終えて以来の達成感だわw 
読了日:7月5日 著者:谷藤賢一

読書メーター
2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3432ページ
ナイス数:37ナイス

リアルタイムレポート・デジタル教科書のゆくえリアルタイムレポート・デジタル教科書のゆくえ感想
日本の現状はともかく、紙の教科書を印刷、配布できないアジア、アフリカの国々でも衛星通信使って安価なタブレットで学ぶことができるようになるかも、という話題は久しぶりに「希望」という単語を思い起こさせてくれた。
読了日:6月1日 著者:西田 宗千佳
「日本史」の終わり  変わる世界、変われない日本人「日本史」の終わり 変わる世界、変われない日本人感想
P79「明治以降の政府の宗教政策が、日本史上類例のないくらい、キリスト教チックながちがちの『宗教』を作り出そうとした節があるのは間違いない。」脱亜入欧をめざす明治の元勲や官僚が、西欧文明の1つのルーツであるキリスト教をどう理解し処理したんだろうと前々から疑問に思ってたのだが、こういうことだったのか。
読了日:6月1日 著者:池田 信夫,與那覇 潤
外国語学習の科学―第二言語習得論とは何か (岩波新書)外国語学習の科学―第二言語習得論とは何か (岩波新書)感想
「生後六カ月から一歳の間に母語にない音の識別ができなくなる(P45)」事が実験でわかっているそうだ。人間にとって音声によるコミュニケーションがいかに重要かという事を示していると思った。巷の外国語上達法や学校での進め方にも、科学的に有効かどうかの検証やさまざまな仮説があるようで興味深く読めた。
読了日:6月8日 著者:白井 恭弘
明治お雇い外国人とその弟子たち明治お雇い外国人とその弟子たち感想
タイトルの「その弟子たち」からうかがえるように、明治期のいわゆる「お雇い外国人」の技術・学術の伝承にとどまらない、人づくり・教育への大いなる貢献に、読んでいて胸が熱くなる。東大でドイツ哲学を教え明治期の若者に少なからぬ影響を与えたであろうケーベルの言葉をあげておく「世人やその習慣に遠慮するな、汝自身であれ」
読了日:6月9日 著者:片野 勧
鹿男あをによし (幻冬舎文庫)鹿男あをによし (幻冬舎文庫)感想
夏休みに奈良に行こうかと思い、ガイドブック代わりに読む。奈良のシカが茨城県の鹿島神宮と縁があるとは知らなんだ・・・。10月の話なんだけど、雷を伴った夏の夕立のような出会いと別れのお話だった。ラストが雨上がりに差し込む光のようですがすがしかった。
読了日:6月11日 著者:万城目 学
TN君の伝記 (福音館文庫 ノンフィクション)TN君の伝記 (福音館文庫 ノンフィクション)感想
19世紀後半から20世紀前半、西洋近代と邂逅し世界史の大きな渦に巻き込まれた日本とTN君の苦悩が描かれている。政治における理想と現実を考える上で、現代日本においても教科書になると思う。「義によって行動するものは、機を選べない。」西郷を評したこの言葉が印象に残った。
読了日:6月22日 著者:なだ いなだ
それから (新潮文庫)それから (新潮文庫)感想
無意識の自己欺瞞によってようやく支えられていた外界とのバランスが、自分の内なる声に気づき、従ったおかげで破綻してしまったという、ちょっと笑えない滑稽劇。
読了日:6月23日 著者:夏目 漱石
<オールカラー版>欲望の美術史 (光文社新書)<オールカラー版>欲望の美術史 (光文社新書)感想
本書に紹介され、印象に残った作品など。空間恐怖(隙間恐怖、ホロール・ヴァクイ)、チェリゲラ兄弟、サン・エステバン聖堂のレタブロ、『お伽の樵の入神の一撃』(リチャード・ダッド/テート・ブリテン)、『松林図屏風』(長谷川等伯/東京国立博物館)、ミニマムアート、ドナルド・ジャッド、フランク・ステラ、ロスコ・ルーム(DIC川村記念美術館)、アザム兄弟、ロール修道院、ヴェルテンブルク修道院、ムカサリ絵馬(山形)、源頼光公館土蜘蛛作妖怪図(歌川国芳)
読了日:6月23日 著者:宮下 規久朗
黒人差別とアメリカ公民権運動 ―名もなき人々の戦いの記録 (集英社新書)黒人差別とアメリカ公民権運動 ―名もなき人々の戦いの記録 (集英社新書)感想
1957年9月4日。一人の黒人の女子高校生が今まで白人しか通えなかった高校に通おうとした初日、彼女はアーカンソー州の州兵により校内に入ることを阻止された。彼女を含む9人の高校生はその後、連邦軍第一〇一空挺部隊の護衛により登校することになる。しかし・・・。映画や小説ではテーマとして見かけるアメリカの黒人差別の歴史だが、事実がこれほどとは思わなかった。既得権益を奪われまいとして、異質なものを定義づけて排除する、おそらくは人間の動物としての本能に近い行動の残酷さに対して、人々はどう抵抗したのか。一方の立場であっ
読了日:6月25日 著者:ジェームス・M・バーダマン
われ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語るわれ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語る感想
今年(2013年)の第二回将棋電脳戦で現役のA級八段がコンピュータに負けてしまったのだが、その布石となる第一回電脳戦の顛末の一部始終を当事者が記したドキュメント。自分は中学生の一時期将棋に凝っていて、千駄ヶ谷の将棋会館にあるアマチュア道場に通ったり、将棋世界や近代将棋を購読していたわけでプロ棋士の強さは神と思っていた。なので今年の結果を受け入れ、詳細を知ろうと思うまで時間がかかった。振り返るとこの書での故米長永世棋聖の予言が当たってしまったのだが、駒のやり取りが始まってしまって以降、読みの正確さでは人間は
読了日:6月28日 著者:米長 邦雄
シラノ・ド・ベルジュラック (光文社古典新訳文庫)シラノ・ド・ベルジュラック (光文社古典新訳文庫)感想
フランス人がニンジャやサムライが好きなように日本人もシラノが好きなんだと思う。映画は観たが岩波版は挫折した。dvdも最近出たようだ。新訳は2008年に出てたようだ。「貴様らがなんと言おうと持って行くのだ。皺一つ、染み一つつけないままで、それはな、わたしの……」「それは、わたしの……?」「心意気だ!」
読了日:6月28日 著者:エドモン ロスタン

読書メーター
2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2834ページ
ナイス数:21ナイス

鳥類学者 無謀にも恐竜を語る (生物ミステリー)鳥類学者 無謀にも恐竜を語る (生物ミステリー)感想
ケツァルコアトルコスは、巨大な翼竜として大空を滑空していたのではなく、地上に適応した陸上生物かもしれないという洞察は学者ならではと思った。この本の一番最後に載っている趣味の悪いイラストに、この新説への著者の思い入れを感じた。
読了日:5月26日 著者:川上 和人
図解 統計がわかる本図解 統計がわかる本感想
コンビニの棚に並んでた500円の本。読者対象は作者曰く「おそらく、この本の読者は微分という言葉の意味を知らないでしょう(学校で習ったけれど覚えていない)。」。「統計学が最強の学問である」が統計の考え方の入門だとすれば、この本は統計に対する接し方の入門。微分の意味を知らない数千万人の日本のサラリーマンが統計に対する付き合い方を知るにはすごく良い本であると思う。
読了日:5月26日 著者:山本誠志
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉感想
「私が働くのは給料を受け取るため、その給料を使って私はものを消費する。そうすることで、私は幸せを感じる。(P142)」今までの先進国のライフスタイルをこのシンプルな文章に現したことに感服。しかし、このサイクルから部分的にでも別の持続可能なサイクルに抜け出すことは可能なのだろうか。一般解はこの本に例示されているが、果たして自分の個別解は2025年に見つかっているだろうか。ちょっと頭を抱えた。
読了日:5月24日 著者:リンダ・グラットン
「ベルサイユのばら」で学ぶフランス語「ベルサイユのばら」で学ぶフランス語感想
「学ぶ」とタイトルにあるが勉強のための材料では無く、この作品を文芸作品としてきちんと扱っているようなリスペクトを感じた。最後に「この本は教科書ではありませんから、細かい内容を忘れてしまっても気になさらないでください。ただ・・・」と書いてあった。制作にたずさわった人たちのフランスとフランス語とベルばらに対する愛を感じることができる一冊。
読了日:5月14日 著者:池田 理代子,平野 隆文
ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)感想
自分が大学生だった時には想像すらできなかった学習環境が揃いつつあるのは驚異。著者2人もほぼ同世代だけに1個人としては同じ感想のようだ。通信制の大学で学んでいるのだが、余裕があればこの本に紹介されているオープンエデュケーションも利用してみたい。今はグーグル先生もついてるしw
読了日:5月12日 著者:梅田望夫,飯吉透
線形代数 (図解雑学)線形代数 (図解雑学)感想
著者がビジネス系の方なので、こんな分野にも応用されているという親近感を持たせるのに良。
読了日:5月12日 著者:近江 七実
高丘親王航海記 (文春文庫)高丘親王航海記 (文春文庫)感想
荒俣宏の博物学的世界を文章にするとこうなるのだろうか。科学が世界を覆い尽くす前の昔の人はきっとこんな世界に住んでたんだろう。迦陵頻迦(かりょうびんが)って久しぶりに名前を聞いた。
読了日:5月11日 著者:澁澤 龍彦
ドイツ語で読む聖書ドイツ語で読む聖書感想
バッハのコラールに最近興味が出てきてなんとなくその周辺かと思い、手を伸ばしたのだが・・・。「ドイツ語で読む」と書かれているが、読めなかったわけだが。
読了日:5月9日 著者:河崎 靖
ファスト&スロー (下): あなたの意思はどのように決まるか?ファスト&スロー (下): あなたの意思はどのように決まるか?感想
第22章のスキルの習得には安定した環境と正しく迅速なフィードバックが必要というのは、学習の効果に通じる。第23章外部情報に基づくアプローチというのは肝に銘じたい。第5部の記憶する自己と経験する自己というのは自分にとって目新しい解釈だった。持続時間の無視とピーク・エンドの法則はトレーニングに応用できそう。
読了日:5月8日 著者:ダニエル・カーネマン
痛快!コンピュータ学 (集英社文庫)痛快!コンピュータ学 (集英社文庫)感想
日本のコンピュータ学の中心人物の一人が語るだけに臨場感がある。コンピュータ技術史にほぼ沿って説明してあるので、コンピュータの構造と機能のなぜ?が納得しやすい。今(2013年)からおよそ10年前の本であるが、使う人にあまり優しくない今のPCは廃れるという予言はスマホやタブレットの登場により的中したといえる。コンピュータ技術がほぼ成熟していて、今後の発達は今の技術の延長線上のもとなり、画期的なブレイクスルーはほぼ起こらないだろうという予想が印象に残った。
読了日:5月6日 著者:坂村 健
理工系の基礎知識 大学4年間をムダにしないために (science・i BOOK)理工系の基礎知識 大学4年間をムダにしないために (science・i BOOK)感想
4月より大学の通信課程で情報科学を学ぶことにしたので、リハビリにと思い手に取る。あった、あったこんなことと思う部分がある反面、え!?こんなことならったっけとか、え、そういうことだったの?という部分も多く、リハビリでは無くリメディアルだなと。著者はタイトルにもあるように、理工系の方で数学を道具として実践的に使うためにはという視点で書かれているのが自分にとっては良かった。自分の偏見(トラウマw)かもしれないが理学系で数学科の専門の先生は、「あなたたち、数学は深遠なものです。あななたちなんかには理解できないでし
読了日:5月5日 著者:江口 弘文

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2013年4月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:1686ページ
ナイス数:10ナイス

宗教改革―ルター、カルヴァンとプロテスタントたち (「知の再発見」双書)宗教改革―ルター、カルヴァンとプロテスタントたち (「知の再発見」双書)感想
グーテンベルクの活版印刷による各国語の聖書の普及と教会音楽の発達。そのコンテンツがルターがとなえた宗教改革だったわけだ。文字(活字)と人間社会の関係を変えた時代ということで、この時代に注目している。自分の中には宗教改革というとルターばっかりイメージに残っていたが、キリスト教の教義に普遍的に与えた影響としてはカルヴァンのほうが大きいものがあるということだ。
読了日:4月29日 著者:オリヴィエ クリスタン
図解雑学 コンピュータ科学の基礎 (図解雑学シリーズ)図解雑学 コンピュータ科学の基礎 (図解雑学シリーズ)感想
情報処理試験の各分野がどうつながっているのかを俯瞰できる。見通しがよくなって、学習するモチベーションが少し上がる。しかいながら内容を頭に入れるためには、各分野で地道に例題とか解いて、身につけないとならないなと。
読了日:4月27日 著者:河村 一樹
シェークスピアは誰ですか?―計量文献学の世界 (文春新書)シェークスピアは誰ですか?―計量文献学の世界 (文春新書)感想
ここに紹介されている計量文献学の目的が「作者の同定」しかないのがちょっと残念。他に使い道は無いのだろうか。社会学的な調査に計量文献学は使えないのか、ちょっと調べてみたくなった。
読了日:4月24日 著者:村上 征勝
新島襄の手紙 (岩波文庫)新島襄の手紙 (岩波文庫)感想
日本のキリスト者というのは純粋で真面目で求道的だなあ。話は横道にそれるが、この辺が逆に大衆に広まらなかった理由かな。
読了日:4月24日 著者:新島 襄,同志社
統計学が最強の学問である統計学が最強の学問である感想
著者が統計学者ではなく、統計を手段として用いる実践者らしい視点が親しみやすかった。役に立つのはわかるが、なぜこの手法なのかといった疑問に対し、それぞれの学問の背景から説明がなされ、いろいろな統計手法を俯瞰することができた。
読了日:4月22日 著者:西内 啓
宇宙兄弟 特別総集編 VOL.3 (講談社 Mook)宇宙兄弟 特別総集編 VOL.3 (講談社 Mook)感想
満足した。7巻以降はもういいや。
読了日:4月18日 著者:小山 宙哉
平成24年度 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室 (情報処理技術者試験)平成24年度 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室 (情報処理技術者試験)感想
試験4日前にしてやっと読み終わったw
読了日:4月17日 著者:栢木 厚
宇宙兄弟 特別総集編 VOL.2 (講談社 Mook)宇宙兄弟 特別総集編 VOL.2 (講談社 Mook)感想
やばい。おもしろい。このまま続きを買ってしまいそうな・・・。
読了日:4月11日 著者:小山 宙哉
宇宙兄弟 特別総集編 VOL.1 (講談社 Mook)宇宙兄弟 特別総集編 VOL.1 (講談社 Mook)感想
2冊分入ってて500円は安い。次の二号は650円だそうだ。ディアゴスティーニじゃないんだからw 漫画らしい漫画ですっきりしたおもしろさだった。
読了日:4月9日 著者:小山 宙哉

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2013年3月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2027ページ
ナイス数:16ナイス

FabLife ―デジタルファブリケーションから生まれる「つくりかたの未来」 (Make: Japan Books)FabLife ―デジタルファブリケーションから生まれる「つくりかたの未来」 (Make: Japan Books)感想
『メイカーズ』がメイクムーブメントの中心でありビジネスマン、起業家の著者であったのに対し、本書は日本という周辺地域でのアカデミック系の著者が、メイクムーブメントの一旦を披露という感じ。作者の等身大の活動が紹介されており、参考になる(心構えだけね。)。この活動のキーワードは、持続可能性だと思う。ビジネスとしての展開ができず、研究の一環としての予算頼りや、NPO的なボランタリーな運営だと、苦しいかも。書名は残念。研究者だから題名にこだわったんだろうが『メイカーズ』にあやかった題名(副題でも)にしておけばもう少
読了日:3月30日 著者:田中 浩也
(日本人)(日本人)感想
P380「進化心理学と~中略~脳科学が融合して~中略~あらゆる社会科学・人文科学を進化論的に基礎づけるパラダイムシフト」これは、NHKスペシャルのHUMAN(書籍もあり)を見て以来自分も感じていたことだ。著者があとがきで「この本のアイデアはすべて先行する研究や著述に追っている」と述べているように、この分野の読書ガイドと要約のようでもある。近世と近代の邂逅による残渣がまだあちこちに残る日本を事例に、このパラダイムシフトから俯瞰してみた意欲作。ご丁寧に「ここまでのまとめ」という学習参考書的なページがあって利用
読了日:3月24日 著者:橘 玲
ゼロからわかるルネサンス (学研ムック)ゼロからわかるルネサンス (学研ムック)感想
ラファエロ展行く前に読んでみた。有名どころの絵や人物がカラーで網羅されていて、量も多すぎずまとめてあるところが知識の整理に良い。
読了日:3月20日 著者:
神の代理人 (新潮文庫)神の代理人 (新潮文庫)感想
ローマ法王が新しく選出されたというので昔読んだはずであったが再読。神の代理人と呼ぶには余りにも世俗的な、政治的な、人間的なルネサンス期の法王の物語。「ルネサンス」というのは歴史家の概念であるので、ローマ法王という連続的な制度を史実を追って編年的に述べらた本書はルネサンスというものがなぜ発生し、なにを産みだしたかという、いうなればルネサンスの需要と供給を理解するのに役に立つかと思う。しかしながら、最近どうも気になるのが、さも見てきたような歴史小説の記述。どこまでが史実でどこまでが創作かあいまいな点。まあ、イ
読了日:3月20日 著者:塩野 七生
希望のつくり方 (岩波新書)希望のつくり方 (岩波新書)感想
著者の専攻が経済学だったということをこの本で初めて知った。「同じように努力する人たちの間でなぜ所得が異なるのか?そのような違いを公正だと評価することができるのか」というミルの問いに答えるのが経済学であると彼の師匠の石川経夫という経済学者が言っていたそうだ。ここが印象に残った。(p167)
読了日:3月13日 著者:玄田 有史
MAKERS―21世紀の産業革命が始まるMAKERS―21世紀の産業革命が始まる感想
やっと読んだ。読んでいてワクワクした。ワクワクするノンフィクションは、みんなアメリカ産のような気がする。悔しいなあ。フリーなビットの世界を活用することによって、アトムからできた「もののロングテール」が実現する。そう、巨大な資本からもフリーになったメイカーズの革命が起きているのだ!?
読了日:3月13日 著者:クリス・アンダーソン
3D技術が一番わかる (しくみ図解)3D技術が一番わかる (しくみ図解)感想
3DARについて知りたかったのだが、それについては余り触れていなかった。「技術がわかる」と書かれているが、3D技術が使われているコンシューマー向け商品や、事例に、なんという名前(笑)のどういう3D技術が使われているかがわかるということで、技術の理解には程遠いような。しかし、今の自分にはこの程度で十分だった。あと、原理については丁寧に解説してあった。
読了日:3月7日 著者:町田 聡
芸術新潮 2013年 03月号 [雑誌]芸術新潮 2013年 03月号 [雑誌]感想
ブリューゲルいいんだよなあ。『バベルの塔』とか『盲人が盲人を導く寓意』とか『死の勝利』とか。ウイーン行きたくなった。あとラファエロ展の解説もありお値打ちものかと。
読了日:3月1日 著者:

読書メーター
2013年2月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1660ページ
ナイス数:13ナイス

フランス史10講 (岩波新書)フランス史10講 (岩波新書)感想
年末から年始にかけて「ベルばら」と「レミゼラブル」という2つのフィクションを楽しんだのだが、その背景にあるフランスの歴史というものをざっと見てみようと手に取った。生まれた時から日本という国民国家が存在し、国家の存在が自明のものと染みついていたような人間にとっては、昔から○○国というのが存在し、当然○○国史というようなものも存在すると思い込んでしまうのかもしれない。フランスという国(≒概念)の成立にはキリスト教が深く関係しているそうだ。フランスはカトリックの長女といわれる由縁、ジャンヌ・ダルクの宗教的な動機
読了日:2月28日 著者:柴田 三千雄
年収150万円で僕らは自由に生きていく (星海社新書)年収150万円で僕らは自由に生きていく (星海社新書)感想
共感するところも多かった。年収うんぬんより、自己のコントロール下にメシのタネを置けているか、ということが自由を手に入れられるか否かの違いであると思う。
読了日:2月25日 著者:イケダ ハヤト
空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business)空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business)感想
作者の言うようなやり方で読んだら10分で読み終わった。作者のブログのほうがおもしろい。
読了日:2月23日 著者:小飼 弾
20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義感想
あまりユーモアが感じられず、ポジティブシンキング過ぎ、まじめ過ぎという印象でしっくりこなかった。解説に日本人の遺伝子の分布は好奇心が旺盛なのが7%。守りに入るのが98%だとあってナットク。だめじゃんw
読了日:2月23日 著者:ティナ・シーリグ
読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門感想
「時間が人間にとっての最大の制約条件」「高校レベルの基礎知識をつけるのが、最も確実で効率的な知の道」楽しみのための読書を除けば、有限である人生に必要な書物というのは数百冊で事足りるかもしれない。
読了日:2月11日 著者:佐藤 優
「レ・ミゼラブル」百六景〈新装版〉 (文春文庫)「レ・ミゼラブル」百六景〈新装版〉 (文春文庫)感想
十九世紀前半のフランスの社会情勢を、レ・ミゼラブルの挿絵をあげ、筋を追いながら説明していく。近代が生み出した貧困から来る「悲惨」がこの物語のもう1つのテーマだというが、映画は題名どおりそれが良く出ていたと確認。著者は『「永遠」のメロドラマ』とも評しているがまさしくその通り
読了日:2月9日 著者:鹿島 茂

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