(作戦会議その2)ママ友、離婚で悩む。 |    箱ミネコの℞日記(暴走)単行本発売中!

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さて前回の続き…。

 


ママ友M美さんから、働かず虚言妄想繰り返す夫との離婚を相談されている私。

M美さんは「もう私もいい加減呆れているし、

こんな調子じゃ暮らして行けないし、

離婚するしかないんだよね」と言っています。


しかし離婚に備えて、法律などの「作戦会議」に訪れたM美さんに、私の打ち明けた作戦は


 

「夫婦関係修復の調停を行う」 というものでした。


「そんなこと、出来るの?!」 期待と不安が入り交じった顔でM美さんが聞き返してきました。


「調停というのは中立的な立場の調停人の仲介によって、

当事者が自律的に紛争を解決する手段だからね、

何も離婚の為だけにあるんじゃないよ」


「ああ、そう言えばそうか…でも…修復っていっても、

調停して旦那が働くようになるわけじゃないよね?」

いきなりの方向転換でM美さんを混乱させてしまったようです(笑)


「旦那さんはM美さんに『これ以上無職を続けるようならば、

慰謝料と養育費を払って離婚する』 念書 を書いたんでしょう?

だからそれを法的にきちんと効力がある形式にするればいいと思うんだよ」


約束を守らなければ離婚する、口約束では「そのうち必ず就職するからまだ待ってくれ」

ずるずる引き延ばされてしまう のは目に見えています。


「期限を設定するとか、離婚する場合の条件を細かくしておくと、流石にうやむやには出来ないと気を引き締めるんじゃないかな」


「引き締めるかなぁ…そこまでして約束破られたら頭来るな」

すでに信用のない夫に諦めモードのM美さん。


「だから、その時は迷わず調停で取り決めした条件で離婚するんだよ、これは、夫に対しての『最後のチャンス』てことなんだよ」


M美さんはずいぶん前から「離婚しかないよね?」と言いつつ行動できませんでした、「離婚したい!」ではなく「しかないよね?」と言うM美さんには「離婚以外の方法はないかな?」 という

本音 が覗いているように思えます。


「調停って申し込んでから開催されるまで1ヶ月はかかるんだよね、早く申し込まなきゃ」と言いつつ、色々忙殺されてはいたのでしょうが、まだ申し来む日を決めてもいません。


調停=離婚である限り、M美さんは苦しみ、悩み続けながらも一歩も進めない気持ちでいるのだと分かります。


でもこのままでは泥沼化することは目に見えています、 虚言、妄想癖のある夫が何かトラブルを引き起こしてしまう危険性だって否定できません、

事態が今より悪化した状態での離婚調停ではM美さんの負担も大きく、また離婚条件も悪くなるでしょう。


「離婚だ!と調停すれば、別れたくない旦那さんは燃えさかって衝突も抵抗も多いと思うの、意固地になると思うし…調停は裁判じゃないから相手が合意しなければいくら要求が正当であっても決裂してしまうんだよ、それじゃ意味無いでしょ?」


「それなんだよ!旦那と調停しても納得させられなきゃどうしようもないよね、調停で決まらないと裁判だよね、ああ!お金も時間もかかるし考えるだけで頭痛い!」


「だから、『夫婦関係修復』を調停するんだよ、別れたくない旦那さんに、M美さんも別れたくないから調停をするというのなら感情もかなり違うと思うんだけど」


「うん…別れないためなら何だってするっていつも言うの 、この間の就職偽装事件の時もバレた時頭を丸めて坊主になったんだよ、笑っちゃうよね!」


そこでM美さんは一呼吸置いて、


「その努力、他で使えっ!!」

と叫んだのでした(爆)


「まず離婚の条件を貸した離婚の本を参考にきっちり決めようよ、慰謝料、養育費、面会権、そうしておけば本当に離婚するときにはもう調停しなくても良いでしょう?紙切れ一枚で『ハイ、さようなら金は絶対払えよこのバカ』で済むんだよ、そして旦那さんが改心すれば離婚しなくて済むんだから!万々歳だよね」


「もう一度調停しなくても良いんだ!

そうか、それ、いいね!」

M美さんは私の意図したことが分かってくれたようです。


私はM美さんを悩ましているの離婚に際しての障害にも、抜け道 アイディアを出してみました。


<障害1>


M美さんの夫には収入も貯金もない、(当然だ、あったら離婚はしませんって)

働かない事が理由で離婚するわけだから、離婚する場合その時点では慰謝料、養育費は請求しても払えるわけがない。


<抜け道>


初めから養育費の支払者はM美さんの夫の父親に設定しておく、 (あらかじめ潰れた会社の連帯保証人にするようで気の毒だが、ここは製造物責任って事で…。)

ちなみに夫の父親は今すでに働かない息子に代わって毎月数万円の援助をしているので、(この甘さがサナダマンを肥満させているのは明白だが)不可能では無いと思う。

同じく慰謝料も分割でいいから夫の父親に払わせる。

(後は夫が返せばいい、離婚後の事など知らん!返済については父子で決めて貰え!)


<障害2>


夫はそれなりに息子を可愛がっている、当然親権や面会を要求してくるだろう。


<抜け道>


「面会権」はあくまで子の権利である 、だから養育権を取れなかった方は逆に細かく面会についての取り決めをしておかないと「子の情緒に悪影響」などの理由で面会を拒否されても文句は言えないのだ!!

そこをついて面会回数などは細かく取り決めしないようにする!(鬼)

「会いたかったらいつでも会わせる」と口約束で煙に巻け!! (今まで煙に巻かれ続けた仕返し?)

親権については「約束破ったら離婚だからね!」という制裁敵要素の強い調停 なので、初めからM美さんの権利とする!

文句を言われても「働く約束守れば離婚しないんだから良いジャン!」強気で通せ(爆)


<障害3>


ストーカーの危険性


<抜け道>


これに対してもあらかじめつきまとい、中傷などの行為を禁止すると盛り込む。

用心するに越したことはない。


ざっとこんな感じでM美さんに伝えて作戦会議は終わった。

M美さんは今までとうってかわって調停に意欲的になっていた! やり直すための格好のチャンス、別れるしかないならここまでやってみると言う気持ちになってきたようだ。

たとえ離婚することになったとしても後悔しないほど努力したんだと納得出来るかも」と言ってくれたので良かった。

誰だって家庭を壊すための戦いより、家庭を守るための戦いの方がファイトが出るよね☆


本当にやり直せればいいな、と私は思いました、何でもするから愛する妻子と別れたくないと夫に言われているんだもの。

私の場合はもうすっかり元夫が投げ出していて産まれてくる子供にも全く興味が無く、(産まれた息子に今まで1度も会いたいとも言わないし…)

もし「夫婦関係修復」を調停しようと言っても、「何で俺が約束事に縛られて暮らさなきゃいけないんだ!さっさと離婚調停した方がマシだ!」と言われていたでしょう…。(実際そのようなニュアンスのやり取りが離婚前に何度もあった…)


M美さんが困難を伴うであろうが、ささやかな希望を抱えて帰った後、スッパリ離婚して本当に良かったと平和に暮らしていた私でしたが

それでも少しでもやり直すチャンスがあるM美さんが、なんとなく 羨ましいなーという気持ちになったのでした。


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