卒業パーティーの興奮冷めやらぬ
翌朝日曜の朝、
いつもより早く起こして
向かった先は
車で約2時間
距離にして200キロくらい
のバーミンガム。
鉄道マニアにはたまらない響きだと思います。

日曜日は、11歳から18歳まで。

あれ?チバはどこ?
写真よりも人がウジャウジャ。
朝9時から夕方7時まで
待ちのナリスズ私。
楽しまなくちゃ意味がない・・・。

ボールしたり
校庭にある
エクササイズジムで
もりっと遊ぶスズ。

朝は涼しくてよかったけれど
次第に影は移動し
暑い熱風が・・・
昼過ぎから外に移動。

人ごみを避け
芝生の上にピクニックシートを敷き
ゴロゴロしながら
チバを待つ。

1試合目で勝ち
2試合目が引き分け。
うーん、これは厳しい・・・。
3戦目は勝ち。
4戦目で負け。
この時点で
あー、もう全国へは厳しいかな、と思った。
「おかあさん、俺は諦めていないよ。
俺はそんな人間じゃないから。」と。
見透かされてた???
気分転換に
フットボールしてたチバナリ。
負けたとき
勝ったとき
どう声かけをしたらいいかな、と
色々考えていた。
答えがみつからないから
本を読みながら
待っていた5試合目。
終わりに近づくほど強い相手と
対戦することになるんだよね・・・。
「おかあさん、勝ったよ。」
と遠くから叫んで駆け足でやってくるチバ。
心の底では大拍手。
私ならもう気持ちで萎えて
負けていただろうな・・・。
「わー、すごいね。チバ。
あと1試合ね。」
褒めたいけれど
あと1試合までは言わない。
結果はどうであれ
チバの気持ちの強さに
うれしくなる母。
最後の試合は5時半から。
しっかし、暑い~。
陽射しが痛い。
42年ぶりの暑さって
私と同じ歳でうれしいじゃないの。
私は遊牧民のように
日陰を探してさ迷い続ける。
後ろから
さらりと
「勝った。」
とつぶやいたチバ。
おーーーーーー!!
すごい。
諦め(かけて)いた=覚悟していた母は
4,5ポイントに驚き。
(勝ち=1点
引き分け=0,5
負け=0)
ちょうどギリギリ本戦通過ラインだ。
表彰は6時45分から。
結果はオンラインで
見れるのだけれど
チバがどうしてもいやだ、という
ので表彰式まで待つ。
アナウンスが始まる。
3位まで通過できる。
「11歳の部
3位、4、5ポイント。
しかし、5人います。
しかし、タイブレークで
通過したのは・・・」
ということで、
名前は呼ばれなかったチバ。
いわゆる空金だね。
(って、吹奏楽している人しかわからないか。)
複雑な気持ちだっただろうけれど
こういう経験は絶対無駄じゃない。
車の中で
コンコンと話す私に
「おかあさん、それ、去年も
同じこと言ってた。」
とクールに言われた。
はい、ごめんなさい。
高速は渋滞で
家に着いたのが10時。
急いで3人シャワーに入れて
翌朝からチバは修学旅行で
金曜に帰ってくる。
夜中に
荷物を用意して
落ち込む暇もなく
眠りについた
チバでした・・・。
長男って
本当に大変だと思う。
なんでも突破口。
チバのおかげで
ナリが全国に行けたんだよ。
ありがとう。
チバナリの
今の目標は
ナリが全国のテラファイナルで
賞金とってPS4か何か買うんだって。
兄弟でがんばってね。