今年もちゃんと、昔愛した恋人から
メッセージがきた。
出会ってから15年くらいになるが、
毎年必ずくれるハッピーバースデー

LAは何時だろうかと計算する
こんな夜にわざわざ起きてたのだろうか

昔懐かしのキャリアメールはずっと
あの人とのメッセージのやりとりをする
だけにある

幸せを願ってる
お互いの文章の最後はいつもそれだが

今年は珍しく、わたしの返信メールに
さらに返信があった。

「やっぱり、キミは、すごいね」と





すごく、嬉しかった。
あの人は、いつもわたしを尊敬し
とても面白がってくれていた


だからこそ
うすっぺらい本当の自分を知られて
彼に落胆されるのが怖くて
飽きられたり、嫌われてしまうのが
怖くて


愛してるまま、離れた。


この選択は長くわたしを苦しめたけど
生活っていうのは、恋とか愛とかとは
真逆なものだと痛感してるし

こんなみっともない自分を見せずに
すんで
いい思い出のまま、彼の中に
残っているのだから
やっぱり、良かったんだと思う。


そして、彼のすごいねという言葉でまた
仕事も子育ても頑張ろうと思えるのだ