2010年のタイのEM事情。

今の日本政府では永遠に追いつけない。

 

 

 

【新・夢に生きる】 ・・・第33回より一部転載いたします。

 

転載開始

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タイ国における10年後のEMの役割

協定書を交わしたあとに、ソムチャイ大臣からタイ住宅公社の36周年記念特別講演を依頼され、2月15日にバンコクで、「タイ国における10年後のEMの役割」というタイトルでお話しすることになりました。参加者は800人以上、会場には様々なEM活動の事例が展示され、EM産品の即売場も設けられ、大にぎわいでEMの熱気であふれていました。

私の講演の前に、社会開発省も協力しているタイ南部の、イスラム教徒の貧しい農民の自立支援事業の成果と、ワット・シン県立病院におけるEMの活用と、住宅公社のEMの普及状況についての報告がありました。

タイ南部のイスラム教徒の多い地区では爆弾テロが絶えず、軍にも多くの犠牲者が出て、国連もタイ国軍の行き過ぎに警告を発するくらいに最悪の状態となっていたそうですが、EMによる「足るを知る経済」の自立活動によって、解決に向けてほぼ満足すべき結果が得られているとの説明がありました。その件については次回に詳しく述べたいと思います。

タイ住宅公社のEM活動については、数年前にもEMフェスタで発表してもらいましたが、今回の報告では、その規模がさらに拡大し、活性液のつくり方や施用の方法が長期的な視点でシステム化していることが目立ちました。すなわち、これまでのスポット的な人海戦術から、EMをコンスタントに施用するシステムで、洗濯では洗剤を使用しない使い方に変わっていました。水質浄化やごみ対策、ハエやカなどを含む種々の衛生対策にも、薬品を使うよりもまずEMを使うという体制に変わっており、コストも10分の1以下で、地域の住民の協力も得られ、様々な余得が発生し、住宅建築や健康への応用も広がっているとのことでした。

ワット・シン病院もEMの飲用はもとより、水処理、洗濯、廃棄物の処理、掃除などあらゆる場にEM技術が活用され、全国のEMモデル病院として著名な存在となっています。薬剤にかかるコストが20分の1以下となり、病院の運営にEMは不可欠なものとなっています。4年前に訪問したときには30内外の県立や国立の病院がEM化しつつあるという話を聞きましたが、今では全国で80以上の公立病院でEM化が進んでいるとのことです。

厚生省もこの成果に注目し、積極的に後押ししており、ワット・シン病院のワットチャイ院長は、これまでも何回となく厚生省の主催でEMの活用について講演を行ったとのことです。

EMによる「足るを知る経済」

この3件の報告を受け、私は10年後のタイ国におけるEMの役割についてお話しました。まず、EMの効果の本質は抗酸化作用と非イオン化作用と、蘇生的なエネルギーを賦与する触媒的な三次元波動によるもので、生命体、非生命体にかかわらず、この世に存在するものすべてにプラスの作用を及ぼすことを説明しました。

次に、その効果を最大限に発揮させるには、「EMを水や空気のごとく生活化し、あらゆる場面に活用すると環境は積極的に浄化され、農業が人々の健康を守り、自然資源を豊かにし、貨幣経済に左右されない『足るを知る経済』を実現できるようになる。建築物や道路などの公共財は現在よりも3~5倍も長く使うことも可能になり、省エネ効果も高まり、機材の寿命も数倍となる。もしもEMの力を社会のあらゆる分野に組み込むようになると、人々は健康で幸福になると同時に今の国家予算は半分から3分の1ですむようになる。そのことは未来型の望ましい国づくりが可能であることを示すものであり、10年後にはEMがそのような役割を果たせるよう、社会開発省で積極的にEMを普及してほしい」旨をお話ししました。

総括を行ったソムチャイ大臣は、「自分が年齢より10歳以上も若く見られるのは、10年以上も前からEMを飲んでいるためである。また、様々な現場でEMの効果を確認しており、比嘉教授の提案の通り、今後はさらに社会開発省として積極的にEMを普及したい。そのためにはまず、生活の中でEMを使い、病気にならないために食事と同様にEMを飲むべきである」と強調し、壇上で実際にEMを飲んでみせていました。

 

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転載終わり  文字着色は筆者

 

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EM情報室 WEBマガジン エコピュア 連載 新・夢に生きる [33]  比嘉照夫 名桜大学教授 (ecopure.info)

 

EM発祥の日本でありながら、EM後進国であります。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイ国社会開発省大臣と比嘉教授を囲んでの記念写真

 

EMを飲むソムチャイ大臣

 

住宅公社幹部との記念写真

 

ソムチャイ社会開発省大臣(62歳)と