蓬乳酸菌
今日は朝から蓬摘みにいきました。
左側の草丈の高いのは葦です。この右側が黒川。
この通路の様になった両側に蓬があります。
牛蛙の無き声が聞こえます。オオヨシキリはかなり近い距離で、さえずっています。
色んな花が咲いています。
ノアザミ。直根で味は濃い牛蒡の味です。
河川敷に多く自生しています。
チョット、ピンボケになりました。
ニワセキショウ
アカツメクサ
シロツメクサ
今の蓬は草丈が高くなっています。
穂先の柔らかい部分だけを、摘み取ります。
3時間かかって、10kgの収穫です。
重いので、急遽、葛の蔓で巻いて、背負って持ち帰りました。
半分づつをビニール袋に入れて、てんさい糖をまぶして、揉みます。
バケツに移し、水を足します。
厚手のビニール袋に水を入れて、水蓋に使います。
植物性乳酸菌は嫌気性菌。
水蓋で空気を遮断します。
エキスが出るに従って蓬の嵩が下がっても、水蓋が密着しています。
時々様子を見て充分にエキスが出たら、エキスを濾し取って、
そのエキスを元菌として、一次培養の仕込みをします。
帰りがけに、見つけた木。
榎。
榎の実。懐かしい。まだ青いですが、齧ってみました。
60年ぶりの味です。榎の実は丸いので豆鉄砲に使ったものです。
中の種は硬い。
こちらは我が町内の斜面にある、椋の木。
かなり大きな椋です。
椋の実。誰も採らない。子供の頃はよく食べたもの。
実の大きさは1cmくらいで、大量には採れない。
熟すと皮は真っ黒い薄皮で、果肉は黄土色。微かな甘味。
不思議な味です。種は物凄く硬い。
木に登らないと採れない。
椋の木は丈夫な木で、枝は乗っても折れません。
鳥が種を運んだのでしょう。私の町内組内の空き地に椋の木が、
芽生えて今は、高さ5mあるが、まだ実は生らない。
椋の葉の裏はザラザラしていて、江戸指物の高級家具の、
磨きに使われてきたもの。
今でも使う職人さんは、おられるのだろうか❓
今年は蛍が早くも飛んでいるとのこと。
異常な季節になっていますが、椋の実が熟すのは、例年は9月に入ってから。
しかし今の実の大きさから見ると、かなり早く熟すようです。
うっかりすると、採り損ねる。時折様子を見よう。
今年も収穫して、食べたこと無い友人に、あげましょう。
自然の植物の中に入って、歩くと新しい発見もあり楽しい。
日頃の鬱憤は、歩く度にそこに置いて帰りましょう。