刑事アクションドラマの映画版第4弾で、前作「もっともあぶない刑事」より7年ぶりに制作された復帰作でもある。
これまでのハードボイルドよりエンターテイメントさを重視しており、終始コミカルなシーンが多い。特にミサイルが港署内を通過したり、発射地点へ逆戻りしたミサイルがすぐそばで大爆発したのに鷹山と大下が全くの無傷だったりと、荒唐無稽な作りが目立つ。映画なのでその点は笑って許せるか、やり過ぎと感じるか、どちらかに分かれると思うのだが、主演のお二人は後者のほうだったようだ。
確かに本作は少々リアルさとはかけ離れている印象はあるものの、キャラや世界観が崩壊するという長期シリーズにありがちな欠点がなかったのは許容範囲である。