先日、お客様と一緒に広島に行ってまいりました。
その際、前日入りをして新しくなった資料館や原爆ドームを見てきました。
おそらく、小学校か中学校以来だったと思うのですが、多くの外国人(欧米諸国)の方が涙をためながら見ておられた姿が印象的でした。
原爆の子の像の前で小学生の子供たちが千羽鶴をささげ、平和に対する祈りの言葉を述べている姿を見て、周りにいらっしゃった多くの日本人、外国人の方がやはり涙を流しておられました。
私自身もそうでしたが、広島という地は必ず小学校や中学校時代に訪れます。
その時は、歴史の事に対する知識も多くありませんが、強烈な印象として心に焼き付いています。
そして、その経験が大人になってからも改めて広島に行きたいという想いに繋がっていたような気がします。
今回、待ち合わせの時間までに少し余裕があったので広島城も見てきたのですが、広島城内に唯一原爆で生き残ったユーカリの木があることを知りました。
その姿は言葉では表現できないものを感じますが、原爆の恐ろしさや当時の広島の地や人々にどれほどに影響を与えた出来事だったのかを伝える生き証人のように感じました。
あの日、広島は一体どうなったのだろうか。
あの日から生き残った人々とともに生きてきたこのユーカリの木はどんな現実を見てきたのだろうか。
どんな日々を過ごしてきたのだろうか。
このユーカリの生きる姿でどれだけ多くの人が励まされたのだろうか。
ユーカリの仲間全員が全滅した中でたった1本(ひとり)で生きたこの木の生き様と広島の地が重なり、涙が止まらなくなります。
姿はいびつになりながらも、それでも今もなお新芽を出し続けるユーカリの木の姿から、忘れてはならないことを思い出させてもらい、そして学ぶことがたくさんありました。
多くの方に是非足を運んでいただきたい場所です。