さあさあ、いよいよ欧州随一の熱き男たちの闘い、ブンデスリーガが帰ってきた。
そこで今回は、ウインターブレイク明けにも関わらず、日本人所属チーム同士の対決となったシャルケVSシュツットガルトをお送りします。
そのなかでも、私のブログで何かと特集回数の多いシュツットガルトの戦いぶりの詳細について扱っていきます。
・相も変わらぬ課題、修正の余地はあるというのに。。。
この試合、シュツットガルトの布陣はいつもの私の要望である4-2-3-1とは裏腹に、中盤サイドを上がり目に配した4-4-2のような複雑な布陣。
何と、なんと、なぜか2トップはカカウとポ・グ・レ・ブ・ニ・ャ・ク。
もうラッパディアよ。またしてもなぜポグレブニャクを起用するのか。
もはや意図が分からない。
高さはあっても強さはなく、裏へ飛び出してもスピードはない、ポストプレーでも巧さはない。
彼が秀でているのは、サイドからのクロスに対する駆け引きくらい。
シュツットガルトは昨シーズンに比べて、最終ラインからのビルドアップが十分できるほどの選手がいるし、流れの中から得点できる程までになってきている。
それだけに前線でタメを作って、2列目、3列目の選手が出ていくだけの時間が稼げるトップの選手がどうしても必要になってくる。
なぜなら厚みのある攻撃を展開するには、ボランチやサイドバックが絡んでいく時間が不可欠だからだ。
で、ポグレブニャクはどうだったかというと。
まずカカウとの相性の悪さは相も変わらず。
どうも二人の間で役割分担がしっかりとなされていないようで、カカウが下がり目の位置でポストプレーに徹しているのだから、
最前線のポグレブニャクは裏への飛び出しで相手の最終ラインを下げてほしいところ。
しかし、なぜだかポグレブニャクもポストプレーに参加。いつものように最前線に起点はなくなり、いつものように窮屈な攻撃を強いられることに。
まったく反省もクソもない選手だ。
自分は器用なトップであるとでも標榜しているのか。
勘違いも甚だしいプレーぶりが改善されないようであれば、即刻冬のマーケットに売り出すべきだ。
彼の利点は現在のシュツットガルトの戦術やメンバーには適していないし、彼にとってもチームにとっても良いのでは。
ブンデスリーガでも中位から下位の、ニュルンベルクやカイザースラウテルンのような鋭いカウンターと強引ともいうべきサイドアタックを仕掛けるようなチームの方が彼のポテンシャルを最大限に発揮できると思う。
申し訳ありません。またしても脱線してしまった。どうもポグレブニャクのことになると止まらなくなってしまう。
さて、最終ライン4枚は左からモリナーロ、マサ、タスキ、セロッツィ。
今シーズンのブンデスリーガで初耳となったセロッツィは、09~10にカールスーエからやってきたサイドバックで23歳の若きドイツ人。
そう、右SBというポジションだけに、去年の暮れに新加入した酒井高徳君のライバルとなってくるだろう。
ただ好材料としてはセロッツィの背番号は27番なのに対し、酒井君は2番。
さらにボラールーズの信頼が揺らいでるなか、まだその代役が定かになっていない。
酒井君には十分すぎるくらいのチャンスはあるので、ぜひとも期待していきたい。
そしてボランチにはクヴィストとクズマノビッチと、素晴らしい2枚。
中盤より少し上がり目の右サイドにハルニク、1.5列目あたりでフリーマンのようなイメージのハイナールを配置してきた。
そのため、岡崎慎司と酒井高徳君はベンチスタートに。
・早すぎる失点
前半3分。バウムヨハン君の蹴ったコーナーキック。マサがニアサイドでクリアするもののボールは上空に高く上がる。
一瞬、足の止まったシュツットガルト守備陣は、ヘーヴェデスにほぼフリーでヘディングシュートを許し、またしてもフリーのマティプにシュートコースを変えられ先制を許す。
気の緩みとしか言いようがない。最悪の形でゲームは始まった。
そこからは、シャルケの効率の良い組織的な攻撃に揺さぶられたが、何とか追加点は許さじ。
前半途中から、シャルケの攻撃が淡泊になりつつあり主導権を握り返せる機会は十分あったのだが、いかんせん前述の2トップの動きが思わしくなく、サイドバックの攻撃参加は不可能となり、攻撃は難しくなった。
シャルケ決定機の際どい線審のジャッジにも助けられ、前半は何とか失点1に抑えたといえた。
・痛かった2失点目
後半は改善策が当たれば、十分逆転の余地はあった。
なぜかといえば、シャルケ守備陣の要であるCBヘーヴェデスと攻撃でブイブイいわせていたバウムヨハン君が負傷交代していて、体勢が分からなくなっていたからだ。
現に前半はセットプレーからの決定機はあったし、終盤では最終ラインで相手の攻撃を確実に食い止めることができていた。
あとは攻撃だけを改善するだけだった。
ただ、またもやセットプレーで不覚を取った。
後半12分。コーナーキックでパパドプーロスに渾身のヘディング炸裂弾を許してしまった。
マークについていたのが渦中のポグレブニャク。失点にも関与するのかこの木偶の坊は。
この2失点目は痛かった。揺らいでいた主導権はまたしてもホーム、シャルケのもとへ。
・流れを変えたのは買ってきたばかりのラジコン
岡崎慎司はキレッキレだった。失点直後に流れを変えるために、シーバーとともに投入された岡崎。
もともとハルニクのいたポジションでは、中央へお得意のダイアゴナルランを発動。
今まで楽勝でシュツットガルトの攻撃をねじ伏せていたシャルケ守備陣はあたふた。
守備でも岡崎は積極的なプレスでチームを鼓舞。
右に左に顔を出し、素早いプレスをも仕掛けていく。
これで完全にシャルケの最終ラインはずるずると引き下げられていき、シュツットガルトがどんどん押し込んでいった。
それだけにカウンターの危険性もあり、オープンな展開となった。
シュツットガルトが1点取ればまたしても形勢逆転は狙えた。
・試合を決定づける失点の起点。その男とは。。。。。
シャルケに攻勢をかけるシュツットガルト。後半終盤にかけて、サイドバックの上がり、流動的な攻撃陣のポジション変更。
特にそれをけん引したのは明らかに岡崎だが、クズマノビッチの動き出しも忘れてはならない。
ボランチの位置から、サイドの裏のスペースに飛び出す動きは効果的で、手詰まりの場面には必ず顔を出してくれる。
彼もまた攻撃活性化の要因となった1人だ。
ただ、あのロシアのデカブツは図らずもピッチに残っていた。
後半35分。
いつものように無駄にポストプレーを演じたポグレブニャクは、中盤下がり目で稚拙すぎるパスミス。
それだけでなく、悔しそうに頭を抱え、失ったボールを追いかけようともしない。
ミスをしておいて取り返そうともしないのか。使えなさすぎる。
ボールをかっさらったシャルケは、ラウールを中心にスペインの香り漂う、美しいパス回しを披露しつつ
若きドラクスラーが決定的な1撃をぶち込んで3-0。
岡崎が魂の1点をねじ込んで3-1にするも、結果的にはシャルケが圧勝となった。
この敗戦でシュツットガルトは10位に転落。
・敗戦理由はたった一人か。。。
ことごとく敗戦した理由は、ポグレブニャク一人の存在でいいのではというくらいだった。
前半を通して試合の主導権を握るための効果的な役割が果たせなかった。
後半には2失点に関与。
その証拠に、ポグレブニャクが去った後のチームの流れるような攻撃。
サイドバックの気持ちの良い攻撃参加と、カカウの際立った脅威のみならず貪欲な岡崎。
試合終了間際の攻撃の好材料はこれほどまでに出てくるのだ。
まさか1人の選手がここまで悪影響を与えた試合があったとは。
次節ではラッパディアに今節学習したことを生かしてほしいものだ。
学ばなければ、この寒すぎる冬は超えられない。
果たしてシュツットガルトに春はやってくるのだろうか。
それでは Bis Bald!
