多摩線は新百合ヶ丘駅から唐木田駅までを結んでいる路線です。路線の大部分がニュータウンとなっていることも特徴で、新しい路線ということもあり、かなり高規格で作られています。

 

以下データです

駅数:8駅

総距離:10.6km

複線区間:全線

種別:快速急行通勤急行急行、各駅停車

退避可能駅:なし

 

まずは平日上りから見ていきましょう。

 

①平日上り早朝、朝ラッシュ時

多摩線の始発は唐木田駅4時57分発の各駅停車新宿行きです。終点の新宿まで各駅停車として運行します。5時台には3本の列車が運行されていて、他の路線よりは少なめとなっています。そのうちの2本は新宿まで直通していますが、全て各駅停車としての運行されています。6時台に入ると、急行の運転が開始され朝ラッシュ時までに2本の急行が運行されますが、そのうち一本は新百合ヶ丘行きなのでそこまで利便性は高くありません。

6時台の後半になると、朝ラッシュ時限定種別である通勤急行の運行が始まり、6時30分頃から8時20分頃まで運行されています。そのうちの6本は途中駅の小田急多摩センター始発となっていて、多摩線内の途中駅が始発駅になっている列車はその6本のみとなっているのも特徴です。通勤急行と各駅停車が交互に運行されていますが、各駅停車は新百合ヶ丘までしか行かないので、新宿へ向かう場合は、乗り換えが必須となっています。

②平日上り日中以降

9時台には急行3本と各駅停車6本が運行されていますが、急行の運転は9時台までで終わり日中時間帯は各駅停車のみでの運行となっています。

日中は各駅停車が毎時6本運行されていて、そのうちの3本が新宿まで直通していて、新百合ヶ丘からは急行に種別変更されるため、利便性はある程度は高くなっています。新宿に行く列車は10両で、新百合ヶ丘止まりの列車は6両または10両で運行されています。15時台や16時台になると急行の運転が始まり、各駅停車もほとんどの列車が新宿まで直通するようになります。夕ラッシュに向けた車両の送り込みとも考えられます。

夕ラッシュ時は線内完結の各駅停車が毎時6本と、新宿まで直通する急行が毎時2本程度運行されていますが、急行の運行は20時頃に終了し、残りの時間は線内完結の各駅停車と一部の新宿直通の各駅停車のみで運行されています。21時頃までは毎時6本の運行ですが、22時以降は本数が減り始め、終電は0時9分発の各駅停車新百合ヶ丘行きとなっています。

③平日下り早朝、朝ラッシュ時

多摩線下りの始発は小田急線全線で一番遅い新百合ヶ丘駅5時42分発となっています。6時台には各駅停車が5本程度運行され、その後朝ラッシュ時に入ります。

7時台には急行が約15分間隔で4本と各駅停車が10分間隔で6本運行されています。8時台には急行の2本が快速急行になりますが、概ね7時台と同じような感じで運行されています。

④平日日中以降

9時台、10時台と急行快速急行が数本運行されますが、急行系種別の運行はそこで終わり、日中は新宿から来る各駅停車と新百合ヶ丘発の各駅停車がそれぞれ3本ずつ運行されています。

17時台になると、急行が20分間隔で毎時3本、各駅停車が10分間隔で毎時6本の運行となり、夕ラッシュ時のニュータウンへの帰宅需要を支えています。ただ、急行の運行は21頃で終りとなり、それ以降は各駅停車と快速急行のみで運行されます。0時台まで約10分間隔で運行されていますが、終電は新百合ヶ丘発0時45分発となっています。

 

平日編おわり