種田山頭火の『一草庵』 種田山頭火は、四国遍路の旅の終わりに、松山を訪れ、 好きな道後温泉まで20分の所、『一草庵』を終わりの住居としました。 落ち着いて 死ねさうな 草枯れる 一草庵 濁れる水の ながれつつ 澄む 春風の 鉢の子一つ 鉄鉢の中へも霰 などの句沢山残しています。 四国遍路日記に、すべての点に於いて、私の分に過ぎたる楢家である。 感泣して、すなほにつつましく、私の寝床をここにこしらへた。 と記してある。 satukiより