昨日次女に話したから公開しても差し支えないなと思い、書き綴ることにした。
実はずっと、毎日毎日心配していることがあって。
次女の病気のこと。
うつ病ではないが別の精神疾患があり、あたしと同じ病院に通っている。
同じ病院に通う前は、児童診療専門がある病院の心療内科へ通っていて、児童手当が切れるのをきっかけにあたしが通ってる病院の先生にここに転院したい旨を話して診てもらってる。
一度に済むし近いし。
現代社会では精神疾患を持ってる(昔ほど精神病院への壁が高くなくなったからあかるみになった為)人口が増え、パニックやうつなどはかなり有名な精神疾患でしょう。
だからこそ、こういった病気を患う方々ならよく自覚されていることが多いのではないかと思うんやけど、この手の病は初冬から春にかけては低迷しやすく、春から秋にかけて元気になりやすい。
晴れの日が多く日差しも強くなればなるほどセロトニンの分泌が増えるのも、元気で勢いが出る理由の一つなんだろう。
ま、あたしは更年期MAX全盛期なので疲れやすいし常にダルいし去年より勢いはないけど、それでも冬よりは全然外に足が向きやすくはなってるかな。
当然ながら次女も春の陽気で勢いが出てきている。
冬には無かった勢いがふつふつと出ているのよ。
だもんで去年はビアのバイトもやれたし、今年も絶対にやる!と意気込んでたのですが……
相談した方(ビアでお世話になった)には、ご自身が今年はたまにしか出られないことと、もし次女の病状が悪くなってもフォローできないとのことで、首を横に振るしかなかったようでした。
なんせ経営者が変わることと、やはり去年とは違いやりにくいところがあるんではと察してはいたんだよね。
冬にその方のご実家が営むお店に臨時でバイトしていた次女だが、冬の勢いの無さや低迷してる具合で続けることが困難になり辞めさせてもらった。
一応、当初1ヶ月と聞いていたので1ヶ月はやり切ったわけだが、もう少しバイトに来られる時期を伸ばして欲しいとのお願いもあって、できるだけ出るつもりではいたんやけど……
どうしても身体が拒否し始めてしまって辞めさせてもらうことに。
そういうこともあり、次女にはビアのバイトはさせられないという思いもあってのことかと。
身体のことも本当に心配して下さっていて、なにかあってはお母さんにも心配かけさせてしまうから、とのこと。
そう言ったお返事を聞き、あー、こりゃ次女落ちるぞ……と思い、今までならずっと口に出さずに密かに心配していたのを、昨日は敢えて口にした。
振って湧いてくる物事があればそれはチャンスと捉えて乗ればいいけど、自分から無理して探して挑むのはうちらのような病気の者にとっては危険な場合がある。
要するに、天の声を無視すれば代償があると。
「まみーを見てみろ。
昔、調子くっそ悪いのに家計が苦しいからと、無理にバイト復帰しては悪化させたろ?
素直に天の声に耳を傾けていればそうはならずに済んでたはずねんな。
でもまみーはそれを無視した。
いい結果なんて出てもないし、ぱぴーも次女も物凄く心配したろ?」
みたいなこと話して
「実はまみー、毎日キミのこと心配しとる。
まみーと違って理由なく落ちるのとは違うけど、なんかあれば必ず落ちるから、まみーが寝たあとになんか出来事があって落ちてはないやろうか?って、目覚めてまず最初に思ってTwitterになんか書いてないか見てる」
と。
次女にしたらまさかそんなに心配してるとは思ってなかったろうから驚いてたけど。
なので
「で、今ビアだめやなってなったろ?
こりゃ落ちるなぁってまみーは思うわけさ。
いつもなんかあったら、あ、これ今日落ちるなって思ってたわけさ。
まみーのうつ全盛期に、毎日いつどんなタイミングで落ちるのかキミが心配していたように。
さっきまで笑ってたと思ったら五分後にはドーンと落ちたりしてたしな」
「まぁ、まみーは理由なく落ちるものやったから予測できん心配があったやろうけど、キミの場合は何かがあれば落ちるし、毎度心配していたのだよ」
とな。
実は次女、ビアでバイトしたら一ヶ月分の給料丸々渡すから、今年25周年の結婚記念日のお祝いに、期間が終わったら温泉連れてってあげるねって言ってくれてたのよ。
だから、きっとなにもしてあげられないとか思ってしまうだろうなと思い、必ず落胆するとしか思えなくて。
自分のことなら仕方ないで済むものも、喜んでもらうためにと意気込んでた分落差が大きいだろうと。
それのために頑張れるとも言ってただけに。
だから、向こうからやって来ない仕事なら
『今はやるべき時ではない』ってことなんや、と。
それが天の声なんやと。
なら別のバイト探して意地でも!ってなって無理して稼いで連れてってもらっても、まみーは辛く感じると思う、と。
勢いがあるなら、試しに他のバイト探してみてもいいとは思うけど、少しでも怖いと感じるならやめておくべきやと思う、みたいなニュアンスのことも話して。
「その時期じゃない時はなにしても上手くはいかんようにできてるもんや。
でもその時期がやってきたら、向こうから降ってくるようにできてる。
上手いことできてるもんでな」
と語ってたのでした。
そこへ帰ってきた長女。
仕事のことでこの世の終わりみたいな顔してため息混じりに悩みを吐き出してたわ。
上手くいかん時はいかんもんだよな。
あたしにすりゃ、娘達の幸せ、笑っていられることが何より大事だと思ってるだけに、早くこういう時期を打破できるようをひたすらに祈るしか。
話も沢山きいて、絞れるだけ知恵を絞ってみる。
時々思うんよ。
娘達、特に次女は物心ついた小さな頃からあたしがうつで、非常に危険な状態にあった期間が長く、それを四六時中見てきてた。
だから次女の病気はあたしのせいだと。
母親のくせに小さな娘に頼らねば生きる術さえもわからなくなってた甘えがあったのも事実。
辛さを隠し通せなかった、元気なふりすらしていられなかった自分の弱さが次女に影響を与えてしまったと。
前に次女に
「次女の病気、まみーのせいやと思う。
別のきっかけがあったことはもちろん分かってるけど、まみーの病気が大きく影響したと思う」
と言ったことがある。
ごめんね……と。
謝ろうがどうしようが、そうしてきた過去は変えられないし、いくら好きでうつになった訳じゃないと分かってても自責の念に駆られないはずがない。
過去が変えられないなら未来を変えるしかないし、如何に健やかになれるよう精一杯考えて支えて導いていけるかだと、それがあたしの今後の責任だと思ってる。
ただ自責の念に駆られて落ち込むのは避けなきゃいけない。
『自責の念』を糧として逞しくありたい。
あの頃あれだけ支えとなり、命を繋げたのは家族の存在、娘の存在が大きくあったからだし。
次女が大人びてしっかりしているのは、あたしを支える為に必要以上に早く大人にならなくちゃいけなかったからで、思春期に差し掛かった頃から心と身体のズレが他の同い年の子達より大きくなったんだと思ってる。
いつかそのズレの幅も年齢に合ってくるもんだとは思ってるけど、そこもやはりあたしのせいだと思う。
憎むべきは病気、てのは承知してるけど、うつにならずに回避できたかもしれない若かりし頃の自分の行動。
それは完全にあたしの責任やしな。
……ひたすらに申し訳ないな。
どうにか辛さを軽くしてあげたい。