持続可能な生き方を求めて | 自然農で生薬栽培

自然農で生薬栽培

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 ニンニクおじさん2
 昨日書いたニンニクおじさん、超元気に振る舞う中で、ふと哀愁を漂わせる瞬間があり、少し、ムム?と思っていたら。
 ある時自ら聞いてほしいと、身の上話のようなことをしゃべり始めた。
 第二次大戦を海軍で戦い、多くの戦友をなくし、自分だけが生き残ったこと、今は奥さんを亡くし、ハワイに住んでいて、定期的に日本に来ること、日本では国際交流センターに滞在していることなど。
 立ち入った質問は控えたが、先の戦争の傷をこころの奥深く抱え、人生の終盤、何か彼なりの想いがあっての行動に思われた。
 こころとからだは一体。
 多分、かれの心の健康は50年以上、ニンニクによる体の健康で辛うじて持ちこたえているのかも知れないと思った。
 彼が人生の終盤に、何を思い、何を求めて生きていたのか、今や知るよしもない。
 戦争のとてつもない残酷さ。人の生き方はどう自分と対峙するかで、ずいぶん変わること。
 私は川口さんと出会い、自然農と漢方を知り、「死ぬまで成長」を教えられた。
 添加物まみれの60、70年代に育ち、平和ボケの真っ只中で生きてきた。
 そのままかと思いきや、皮肉にも、未曾有の人類の危機にさらされ、そのことによって、


真の道を模索する毎日を得た。
 まだまだだが、有りがたいことに、自然農で食べ物と生薬の栽培の真似事をさせてもらい、下を向いたり、後ろを振り返ったりすることのない毎日を過ごすことが出来はじめていると感じる。
 さて、ニンニクジイジはこころとからだの健康を獲得出来るのか?

 写真は今日の風景。昨日と一転、快晴、いきなり春か?の暖かさ。