2013/05/04 | 自然農で生薬栽培

自然農で生薬栽培

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桂枝湯は一番基本となる生薬と聞きましたが、その名前のもととなる、桂枝で、いきなりややこしい話。
日本では、日本肉桂の木の根の皮を江戸時代から昭和の中頃まで、日本桂皮として使ってきたようで、日本では、もっぱらケイヒという言葉が、使われている、いまやほとんどは中国の桂江流域から輸入されたものが主流で、枝の皮なので、桂枝のはずですが、日本に来るとケイヒらしい。
調べると、桂枝と桂皮は薬として違いが明記されており、まだまだ、漢方新米の私としては、頭の中がこんがらがるはなしです。
栽培の話ですが、日本肉桂は和歌山、高知、鹿児島などで栽培されていたということで、やはり、暖かいところが向いているのでしょう。
とはいえ、栽培を始めた当初、とにかく、漢方の基本中の基本となる肉桂ということで、どこでも育つと聞いた
藪ニッケイに始まり、いまでは、十数本の苗木が育っています。藪ニッケイは効能薄し、と福田先生から言われガックリ、5本は単なる山の景色の一部としての存在に格下げられました。
日当たりのよい、水はけのよい腐植質、東南の斜面がよく、強風から守れ、湿度を保てる場所がよいそうです。
先日、沖縄肉桂の情報を得、本島の国頭村の森林組合に行ってきましたが、かの地では、谷筋に自生しているとのこと、上記の栽培条件がなるほどと納得しました。
ちなみに、村では、肉桂の話を刻んで天日干しにしたものを、から茶として販売していましたが、これがなんとも美味しい!
肉桂の木を、向こうでは、から木(辛いから)と呼ぶので、から茶だそうです。
我が農園の肉桂の木が生薬として、役立つには6、7年かかるようですが、美味しいから茶はボチボチ来年ぐらいからイケるのでは、と楽しみが増えました。
ひょんなことから、セイロンニッケイの苗木を手に入れ育てています。
3本ありましたが、うちでは冬寒すぎるので、暖かいところで、どなたか、自然農で育ててくれる方がおられないかと思っておりましたら、山梨の三井さんのご縁で、鹿児島のトカラ列島の諏訪の瀬島の秋庭さんに一本お送りすることが出来ました。しかも偶然にも、諏訪の瀬島は私が高校生の時訪れ、その後の生き方の価値観に大きな影響を与えてくれた場所。40年以上経って、再び縁ができるとは!
桂枝と桂皮の話、詳しく教えてくださる方、投稿お待ちしております。







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