5月になり約半月がたちました。
投資家にとって有名な格言と言えば「SELL IN MAY(セルインメイ)」ではないでしょうか?
「株は5月に売れ」
という内容の格言ですね
なぜ5月に売るのか?よく言われるのはこんな感じではないでしょうか。
『5月は株価が下がるから持っていると損をする。だから売るんだ』
実はこれは間違っているのです
Sell in MAY には続く言葉があってその内容は
「Sell in MAY and go away, and come on back on St.Leger's Day」
と言うものです。意味としては
「5月に売ってセントレジャーズデイになったら買いなおせ」
です。セントレジャーズデイは9月の第二土曜日を意味し、ここを過ぎるとハロウィン効果などで株式市場が盛り上がるというアノマリーがあるようです。
6月から8月は株式市場が低迷するので何もせず9月第二土曜日以降に再び買う。
夏は日本だとお盆、海外だとバケーションシーズンのため取引量が減ってしまうという事が要因の様です
つまり「5月に株を売る」と言う部分は合っているのですがその理由は「株価が下がるから」と言う事ではなく「今後の株価下落に備えるために持ちすぎず、売り抜けしておこう」と言う事が正確かと思います。
アノマリーですので傾向を言っているだけですが、投資家さんは気にしている格言です