色々な本を読んでいる中でこの本は「これは知っておかないとまずいな」と思わせる内容が書いてある本でした
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私は子供が3人おりますが、お子様がいらっしゃる方であれば教育について一度は頭を悩ませる時があるのではないでしょうか?特に勉強については大学進学率が年々上がっており小さいころから塾や通信教育などの習い事をしている子供も増えてきています。
子供たちの将来がどのようになるのか?AIに乗っ取られる未来が待っているのか?
詳しいところをお話しすると非常に長いので今回は私が最も衝撃を受けた部分だけ紹介します。
AIとは何なのか?
日本語で翻訳すると「人工知能」と訳され、然も人間の脳と同じ機能を持つかのように言われているがAIには決定的な限界がある。それは言葉の「意味」を理解すること
AIは万能ではなく国語や英語のような文章を理解することはできない、と言う事でした。
どういうことか。例えば子供が母親に対して
「ママ。水。」
と言ったときどの様な状況が思い浮かぶだろうか?
ほとんどの人が「子供がお母さんに水を欲しいと言っている」状況を思い浮かべるのではないでしょうか?
AIはこの状況が理解できません。
文章の中にあるのは「ママ」と「水」だけです。ママと水はもちろん同じものではなく、その言葉にどのような意味を込めて発信しているかと言いった「背景」を思い浮かべるようなことはしません。なので、この2語だけでは何を言いたいのかAIには理解ができないのです
AIにできることは計算処理と膨大なデータから適切なものを当てはめるという作業でしかありません。
ただし、この単調な事しかできないAIに今後、多くの仕事が奪われることになると言われています
AIに奪われず残る仕事は2つ
「コミュニケーション能力」と「読解力」
この2つはAIに代替することができない。この2つの仕事をあなたはすることができますか?と問われています
しかも、さらに恐ろしいのはこの2つの能力が何によって養われるのか解明できていない、とこの本の著者は言っています。
読書習慣でも学習習慣でも得意科目の内容でもこの2つの能力に必ずしも影響を与えるわけではないと伝えています。
ただ言えることは、この2つの能力が無ければ仕事はすべてAIに奪われるという事です
これからますます情報技術が進化する世の中で、大人になる時期を迎える今の子供たちはどのようにしていかなくてはならないのでしょうか?
親が意識をもって接しないとならないな、と痛感致しました
私がお伝えしたことはほんの一部でしかありませんので、是非一度読まれることをお勧めします