こんばんは、さとうたくじです。

 

プラセボの次は、ジェネリックについてご質問がありましたので話します。

薬剤師らしく(笑)

 

ジェネリック医薬品の本質と特徴

新薬の開発と特許の存在

ジェネリックっていうものは、まず世の中に、一般的に最初に新薬がつくられますよね。

 

新しいお薬が作られます。

新しいお薬というものは特許があるんです。

 

 

特許が、例えば7年間とか10年間とか存在します。

その間は、そのお薬を真似て作ったらダメなんです。

 

それは、新薬を作るのに沢山のお金がかかってるんです。

1個薬作るのにめちゃくちゃ莫大なお金がかかるんですよね。

 

ですから、それを真似されると製薬会社はきついんです。なので、最初に作ったお薬には特許が設けられます。

 

その分、お薬代の値段が高いです。

 

ただし、日本の法律的に特許期間が終わったら7年間とかね。

終わったらジェネリックと言って、その成分を、全く同じであったら作っていいですよっていう法律がある。

 

 

価格と効果の関係性

 

つまりもう世の中に出来ているお薬なので、成分効果とかも全部わかってますよね。

そこに莫大な研究入りませんので、お金をものすごく安くして作れるんです。

 

その分、安価安いお値段で提供できるんですよね。

 

 

それをジェネリックといいます。

 

どうですか?

 

わかりやすかったですか?

 

 

この効果は一緒なんですけども値段が安いというのは、そういうカラクリがあるから。

その代わり特許が切れて無いと、それは出てきません。

つまり、ジェネリックがあるお薬っていうのは、特許が切れているお薬です。

 

 

元々のお薬があって、その次に作られたのがジェネリックで、ジェネリックには、たくさん種類があります。

いろんなメーカーがこぞって出しますからa社、b社c社、一斉にそういうのを出してきます。

 

そして価格がゴーンと下がるんです。

 

それによって一般の市民が安く買い求められるっていう原理ですね。

 

 

成分効果と製造工程の微妙な違い

 

基本的に99.9%いっしょです。100%じゃないですよ。

 

じゃあ、なぜ100%じゃないかって言ったら、その途中の作る工程が違うんですよ。

 

a社b社、c社、d社というのは工場が別になりますよね。

 

その工場によって作る過程が違うんです。もちろん目的は一緒ですよ。

成分効果は絶対それが一緒なんですよ。

 

ただし、作るまでに薬っていうのは、色々な過程を踏んでつくられていきます。

 

例えば、増粘剤とか粘着剤とか、それから賦形剤とか、そういう薬化学と化学を固めるためのものとか。

食品添加物みたいなものです。

 

食べ物で言うとね、食品の裏見ると食品添加物、化合物がいっぱいあるじゃないですか。

 

薬も絶対それが必要ですよね。

当然、作られていく過程で、そこが微妙に違うんですよ。

 

なので、99.9%という表現をさせて頂いてるんですけども

 

それが「最初のお薬」と「ジェネリック」の差でございます。

 

 

いかがだったでしょうか?

 

 

 

 

 

 


 

 

ありがとうございました。

 

また明日もお会いしましょう

 

佐藤拓司 

 

 

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