GHをめざす人って、やっぱり接客をしたい!という人が多いと思います。
よく面接やエントリーシートで聞く言葉が
「私はプラスαのサービスをめざします!」
なんてね、、。
実際GHを仕事を経験していないので、こんなキレイ事を言えてしまう。
それはそれでしょうがないので良いのですが。。
GHはですね、
「そんなプラスαのサービスをする余裕なんてそうそうない。」
と思うんです。
空港および飛行機内はホテルでは無い。
GHおよび客室乗務員はホテルマンでは無い。
飛行機を安全にかつ定時に飛ばす事を大前提に考える、この業界。
そんな制限された条件の中でプラスのサービスをするのは至難の業。
①時間通りにチェックインを終わらせないと定時出発ができないので、
チェックインのミスはできない、でも早くチェックインしないといけない。
そういう時、接客って横柄になるものです。
まして、サービスの基本の笑顔さえも作っていられない。そんな余裕がないから。
それが現実です。
②お客さんの中に空港・飛行機内はホテルと一緒だから
リクエストすれば何でもしてくれると思っている人が多数います。
出来るだけの事はします、が、
「安全上の理由で、、できません。」
「時間がないので、、できません。」
とそれはそれはバッサリかつアッサリ、とその要望をお断りする事も多々あります。
お客様からのクレームを受けることは承知の上で、です。
それでも、断らないといけない時は断らないといけない。
なぜなら、
飛行機一機には何百人ものお客様が乗っています。
ある1人のお客様の要望だけで飛行機の安全が揺らいではいけない、
または遅延させてはならないからなのです。
なのでGHのサービスって難しいんですよね。全ての要望には応えていられない。暇もない。
この仕事で何かお客様が喜んでくれるようなサービスをするには、
とにかく知識が豊富なこと。勉強熱心なこと
が一番必要だと思うんですよね。私は。
たとえば、
「出発の5分前にカウンターに来たのに、乗れないってどういう事?」
と激怒しているお客様に対して、
「お客様のチケットは予約変更可のチケットなので1時間後の他社便に乗れます。」
「別の空港から●●行きの便が出ているので、調べて案内します。」
などなど、
業務知識が豊富であればある程、こういうクレームになった時、
いろいろな方法を考え、代替案をお客様に提案できると思うんです。しかも迅速に。
もちろん経験も必要ですが。
ただ優しいだけじゃだめなんです。
ただよく気がつくだけじゃだめなんです。
とにかく膨大な知識・情報を自分のモノにして、それをお客様に還元していく。
そこからサービスが生まれると思うんです。
私なりのGHのサービスの解釈でした。