大宮妄想小説、BLです。

ご理解のある方のみ、どうぞ。

苦手な方、不快に感じる方はご遠慮下さい。

 

 

昨日、公式ニノさんより

まさかのにのふま衝撃ショット二連続を

記念致しまして(爆笑)

 

久しぶりに

リアル設定での大宮ちゃんです♡♡

 

こちらは完全100%

ぴよこの妄想になっております…

ご了承下さい///

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風磨side

 

 

 

「ふーまぁーおかわりーもういっぱぁーい」

 

 

 

 

 

………やばい。

 

これは絶対やばい。

 

 

 

 

 

「ちょ、二宮くん、もうだめですって。

明日撮影あるんでしょ?

もう帰りましょ。いますぐ帰りましょ。」

 

「んーだいじょぶだいじょぶー

みずのんでねればーへーきだってぇー」

 

「いや俺が平気じゃないっすから!!!」

 

 

 

 

 

現在。

深夜11時10分。

 

 

 

ドラマの撮影を終えたらしい二宮くんから

「いつものとこね!いますぐ!」と

二宮くん行きつけの、完全個室制の飲み屋に

有無を言わさず呼び出されてから。

 

もうすぐ

三時間は経とうとしている。

 

 

 

 

 

「っていうか、こんな遅くなって!

ちゃんと大野くんに連絡したんすか!?

してないっすよね!?絶対してないっすよね!?」

 

「……あのひとのことなんか、しらない。」

 

「いや知らないじゃなくてっ!

絶対よくないですって!!!

してください、いますぐしてください!

じゃないと俺○されます!」

 

「もぉーふーまうるさいっ!!!」

 

 

 

 

 

もはや、でろんでろんになりすぎて

うるうるの涙目になってしまった二宮くんが。

 

ぎろ…っと、精一杯の威嚇を込めて

俺をにらみつけてから

べしゃ…っと、机に頬を押し付ける。

 

 

 

 

 

「……べつに。

あのひとは、おれのことなんて

どーでもいーんだし。」

 

「……………………」

 

「おれが…だれとなにしてたって。

なんともおもわないんだから…いーんだよ。」

 

 

 

 

 

聞いたことないような。

 

珍しく弱りきった声で

二宮くんが、呟く。

 

 

 

 

 

朝来た時から

やたら不機嫌だなぁ、とは思ってた。

 

 

 

 

 

その原因が、どうやら数年に一度やってくる

大野くんとのケンカだと分かったのは

朝のニノさん収録後のことで。

 

なにやらSNS係のスタッフと

こそこそ話し合ってるなぁと思ったら

しばらくして、UPされていた画像を見た瞬間

思わず、目ん玉が飛び出そうになった。

 

 

 

 

 

「ちょっと!二宮くん!

なんつーカットUPさせてんすか!」

 

「結構よくない?

”にのふまー!”って絶対盛り上がるよ、これ。」

 

「困りますって!

これ大野くんの目に触れられてみて下さいよ!

俺まだ○にたくないですって!」

 

「…さぁどうだか。」

 

「…………へ?」

 

「あの人がそんなに

怒るほどのものなんならね。」

 

「……二宮くん、なんか怒ってます?」

 

「んー?別に?

ただあのムカつくおっさんに

お前なんて知らなーいって教えてやろうと思って。」

 

「……完全に怒ってんじゃないっすか。」

 

「…あ、ちょっと待って。」

 

「ほらっ!LINE来てる!

もう俺が隣で土下座してるって送って下さい!」

 

「……だからそんな必要ないって。ほら。」

 

「……………へ?」

 

 

 

 

 

ぐいっと目の前に突き付けられた

LINEのトーク画面には。

 

ぽん、と一つ。

テレビを観る時にゴロゴロしてるような

ゴロンと横になった姿勢のおじさんが

鼻をほじってるスタンプが、ついているだけ。

 

 

 

 

 

「別に俺がなにしよーが、関係ないってさ。」

 

「………は、え?」

 

「…………あ、山本さーん♪」

 

 

 

 

 

その後、再び

SNS係のスタッフに声をかけ。

 

そういえばさー、あの時の…と

新たに上げる画像を提案していく二宮くんは

もはや目が全然笑ってなくて。

 

後で上げられた画像を見て

完全に俺、当てつけの材料じゃん…と

一人ためいきを吐いたけど。

 

 

 

店に呼び出され

先に来ていた二宮くんを見る限り。

 

どうやら、2枚目も

二宮くんが思っていた返事とは

違うものが返ってきていたようだった。

 

 

 

 

 

「おれなんて…どーでもいーんだよ。」

 

「………………」

 

「だれとくっつこーが…

おくちにあーんしてあげよーが…

なんなら、ぜーんぶぬぎちらかしたって。

あのひとは…べつになんもおもわないんだから。」

 

 

 

 

 

ぺしゃ…っと

テーブルに頬を潰したまま。

 

拗ねたような

それでいて、寂しそうに

二宮くんが不貞腐れた声を出す。

 

 

 

 

 

「……だったら。

俺としては安心ですけどねぇ。」

 

「…………………」

 

「もう本当に、そろそろ帰りますよ。

まじで俺、まだ長生きしたいんで。」

 

 

 

 

 

酔っぱらってふらつく二宮くんを

支えながら、店を出て。

 

少し前に呼んでおいたタクシーに

二宮くんと二人で乗り込み

大野くんの待つ家へと向かった。