こんばんは。

 

フォロワー様200名記念。

リクエスト作品、2つ目を始めます☆

 

↓詳しくはこちら。

 

 

 

 

2つ目のお話は、15周年に遡ります。

 

”15周年のハワイライブ中。

腰を負傷してしまった黄色さんの、その後”

になっております。

 

 

 

N○Kにて2014年11月7日に放送された

「嵐 15年目の告白」

 

こちらで出たエピソードを基にした、お話です。

 

リクエスト下さいましたN様。

ありがとうございました飛び出すハート

 

 

 

 

リクエスト作品を読む前に…ご一読下さい。

 

 

 

 

 

それでは…

以下、BLが苦手な方はご遠慮下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
和也side
 
 
 
「………つっ………」
 
「ニノ!?ニノ大丈夫!?」
 
 
 
なんとかライブをやり切りった後の
ヘリコプターの中。
 
会場がどんどん小さくなって…
見えなくなった途端。
 
緊張の糸が切れたせいか…
途端に凄まじい激痛が、足腰を貫いた。
 
 
 
あまりにも強烈な痛みに
身体に力が入らなくなり…意識がボーっとする。
 
フラ…っと身体が傾いて
隣りに座っていた急傾斜のなで肩に、身を任せた。
 
 
心配そうな声が…あちこちから聞こえるけど。
 
”大丈夫”…って言うだけの力も出ないまま
視界がブラックアウトしていった。
 
 
 

 

* * * * * * * * * * * * * * * *

 
 
 
 
智side
 
 
 
「とりあえず相葉ちゃん!
ニノはそのまま、休憩室に運んで!」
 
「おっけ!」
 
「田中さん!至急、救護の山本さん呼んできて!」
 
 
 
 
ヘリが到着すると、連携も対応も迅速だった。
 
ぐったりしているニノを
急いで…でも優しく休憩室まで運び。
 
松潤が急いで救護係の人に連絡を入れて
とりあえずの応急処置を施してもらう。
 
 
 
「こんなんで…よく最後まで頑張りましたね。
尋常じゃない激痛だったハズですよ。
必ず、明日はすぐ病院に行かせて下さい。」
 
処置をしながら言われる…その言葉に。
無意識に…唇を噛みしめた。
 
 
 
 
ライブが始まる前から、少し様子は変だった。
 
ヘリの方へと歩いている最中
ヤケに、腰を気にするように触るから
「どうした?」って聞いたのに。
 
「別に、何でもないから…大丈夫。」って
言われた時の笑顔が…頭をよぎる。
 
 
 
 
案の定…ライブ中に足腰を痛め
合間に治療を受けていた時の…苦痛に満ちた声。
 
 
 
 
体調を鑑みて、演出を変えよう…と
提案している松潤に。
 
「大丈夫」…とそれでも強がるニノに
痺れを切らした俺が。
 
「スライドにしようよ」
有無を言わせないよう…強く言った時に見せた
ほんの一瞬の、弱々し気な表情を…思い出す。
 
 
 
 
1人…こんなになるまで我慢して、耐えて。
ここまで…無理をさせてた。
 
 
 
 
あの時…もっと強く言っていれば。
 
松潤に伝えて…
もう少し演出を変えてもらっていれば。
 
 
 
 
そしたら…ニノはここまで。
無理しなくて…済んだかもしれないのに。
 
 
 
 
「…智くん…?大丈夫…?」
 
着替えを済ませてきた翔くんが
心配そうに、俺の顔を覗き込んでくる。
 
「…また1人で。
変な風に考えてたんじゃない…?」
 
「ココ、すごい皺」…と、眉間に指を差され
ようやく…自分が険しい顔になっていたと気付く。
 
「ニノの方は俺が見とくから…。
智くんも、ちょっと着替えてきたら?」
 
「……でも……」
 
「ニノもコレ終わったら
今日はとりあえず、このままホテルだろうし。
今着替えといた方が、一緒に帰れると思うけど。」
 
 
 
 
「なんかあったら呼ぶからさ」と言って
近くにある椅子に座る翔くんに。
 
「…ありがとう」と、小さく感謝の言葉を残して
速足で楽屋へと戻った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


☆明日、最終話です☆