風間ぽんの「初恋、ざらり」が良い。

コミック原作で、前にちょっとだけ立ち読みしたことあったんだよね。

絵のイメージと風間ぽんが合わないからどうなんだろう?って思っていたんだけど、さすが風間ぽん、ちゃんと“おじさん”ぽい(笑)←褒めてる


主人公の女の子は草彅くんの「罠の戦争」に出ていた女の子だ!!これまたイメージがらりと違う役だけど、軽度の知的障害を持つ主人公の思う“普通”や“戸惑い”や“恋心”を可愛らしく演じていて好感。



軽度の知的障害。

私は知的障害にくわしいわけじゃないのでこのお話を見ての感想になるんだけど、このくらいの知的障害だと周りは“ちょっと変わった子”とか“純粋そう”って見えるだけなのかもしれない。案外周りにいそうな感じ。


でも彼女はきちんとメモをしていて勤勉そうだし、言われたことを次の日に忘れてしまうとかいうこともない。ただ、「髪を括って」とだけ言われると邪魔にならないように後ろで括るということには“気づけ”ない、自分の思うように括ってしまう。でも、作業中に髪が原因で危なくなるといけないから後ろで括るんだよと説明すれば理解出来てその通りに出来る。


じゃあ、初めからこのくらいの知的障害があるからそのような指導をお願いします、と言えばいいのか?それだとなかなか採用されないという現実に彼女は事情を隠して働いている。



「普通の女の子になりたい」


そう心の中で繰り返す彼女。



「普通」とはなんなのだろう。

知的障害だけでなく、「普通」を考えさせられるドラマになりそうな予感がします。