"The Best Thing That Ever Could Have Happened"

"The Best Thing That Ever Could Have Happened"

To remember that even the most desperate life is so wonderful.

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2015年9月15日、
朝8時頃、祖母が他界した。

その日はいつもの通勤電車を降りて
会社の最寄り駅の階段を駆け上がっている時。

イヤホンの音楽がフェイドアウトして
iPhoneの着信音が流れ、
iPhoneの画面を見ると母親の名前が表示されて、
只事じゃない、と思った。

電話にでたのが9時前。

母によると、ついさっき、
祖母が息を引き取った、と。

話を聞いても、あまりに冷静な母親。

そして父親に代わってもらう。

こういう時は仕事もお休みできるはずだから
早めに帰ってきて欲しいとの事。

とりあえず、会社へ向かう。
こんな日に限って直属の上司は出張で不在、
プチ上司の女性は電車遅延で30分遅刻。

LINEでそのプチ上司の女性に祖母のことを伝えたら、
すぐに帰っていいから!!と即返信。

とりあえず早めのオフィスにいた事務の女性に伝えて、メールチェックをして、
急ぎの案件がないことを確認し、
およそ10分もオフィスに滞在しないで帰路に。

2人くらいかな、最寄り駅まで歩いてるときに
逆に会社に向かってる同僚に会って、
忘れ物???って笑われたけど、
身内が急死!って伝えた途端、表情が変わる。

そう、これは滅多に無い事態なんだと実感する。

家で黒いスーツと、シャツと靴を探す。
たまたま休みだった兄貴と連絡を取り合う。

黒いスーツを持っていないという兄貴。
40過ぎてるのに、、マジ?という思いを飲み込んで、
兄貴の分まで黒いスーツを持って行くことに。

待ち合わせて、一緒に自宅へ。

義姉が来るまで安置所へ連れて行ってくれた。

夜6時までしか会えないということだった。


久しぶりにみた祖母の顔は、綺麗だった。

昨夜、叔母のタエコさんは

母親である祖母と最後にあったという。

いつも通り、大好きなアンパンとプリンを食べて

美味しい、美味しいと言って眠りについたらしい。
会話や表情も、
ほんとにいつも通りに見えたそうだ。

それが翌朝になって、突然、
血中酸素が不足し、息を引き取ったそうだ。
延命治療もできたそうだが、かねてから
不要だと、伝えていたらしい。

死因は老衰。
96歳。大病することもなく、立派に生きたと思う。


晩年は認知症が進み、この2、3年は自分のこともほとんど忘れてしまってたようだが、
実の娘であるタエコおばさんや、俺の父のことは
しっかり覚えて、会話していたようだ。

認知症になる前はとても気丈で、負けん気の強い女性だった。


我が家はずっと、両親が共働きで
親代わりに気が付けば小さな頃から
祖母が面倒を見てくれていた。
とても怖くて、よく叩かれたりしていたが、
そのおかげで今は少しはまともになれたのかな、と思う。

そんなことを考えながら、

夜6時ギリギリまで、祖母のそばにいた。

時折、ひどく泣き出しそうになるけど、
兄貴や母親や、従姉妹もいて、
そんな状況でさ泣けそうにはなかった。


翌朝、火葬されることが決まっていた。

朝9時半からの火葬しか空きがなかったとの事。


家に帰って、父親と少し話をした。


正直、まだ祖母が、なくなったことを受け入れきれていなかったのか、 
父親の話は、
あまり全部が耳に入ってきたわけではない。

高校生くらいのとき、ストレスを強く受ける
人生の出来事ランキングみたいなものがあって、

配偶者との離婚が2位
身内の死亡がダントツで1位だったのを
思い出していた。

それくらい、人の死は、つらいものなんだと
改めて考えていた。


あまり眠れず、翌朝は5時に目覚めて
準備して、火葬場へ。

道が混んでいたら困るからと早めに出たが
かなり空いていて、 
1時間以上も早く着いた。


懐かしい親戚が集まってくる。

父親の兄弟は、全員で北海道から
東京へ移住したのち、全員で北海道料理屋を
経営していたが、方針があわなくなり
兄弟の中で二分してしまったのだ。

それが20年以上前。

つまり20年以上ぶりに会う親戚が何名か居た。

それぞれ兄弟間で、わだかまりがあったにせよ、
俺にとっての祖母が
彼ら全員の母親であることには変わりは無い。

だから集まっているんだ。

そんなことを考えてた。

自分はどうだろう?
家族や兄弟みんな仲良くて、 ほぼ毎月集まり、
お互い誕生日を祝う、年末は一緒に過ごす。
たまには旅行も行く。
なんて幸せじゃないか。

でも、それと同時に、
日頃社会で抱えてるどうしようもない悩みや 
人間関係のうまくいかなさや、小さなイライラ
一瞬でもいいから、ラクになりたい
解き放たれたいとも思った。

そうして、自分はリセットすることにした。
精神が崩壊寸前だったのか、
単なる不満炸裂なのか、わからないけど
自分自身が構築した世界を1度抜け出したくて。

もう戻った世界は今まで通りではないだろう、
そして自分もそんなに、簡単に
すぐに変われるとは思っていない。

もしかしたらまた同じ繰り返しかも?


けど、少しずつ、なりたい自分になれるように。


天国の祖母が応援してくれる気がした。