前回のブログで少し触れたが、6月末で退職される田中病院長の代わりに、7月から常勤医師として地元医師会の重鎮である堀澤眞澄先生(80)に来ていただくことになった。派遣期間は来年3月末の短期間で、自ら診療は行われず主に不足している医師確保にご尽力いただくとのことである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060630-00000042-kyt-l26
誰も受けたがらない市民病院のトップを、80歳を過ぎた身で「火中の栗を拾う」がごとく地域医療を守るという観点から引き受けて頂き、医師不在の最悪の状態にならなくてすんだことは本当にありがたいことだと思う。
しかしながら、誰が考えたのか存じ上げないが、病院長ではなく「名誉病院長(院長代行)」という肩書きには疑問を感じている。というのは、医療事故等何かトラブルがあった場合の責任が不明確だし、日々ルーティーンの医療行為は非常勤医師に行って頂くとしても、重病患者や容態急変等の総合的かつ緊急的な判断を誰が責任を持って行うのかが残念ながらよく分からない。
いつまでこのようなその場しのぎで小手先の対応をつづけるのだろうか。。。