お天気観察

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ないしょばなし

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「翔ちゃん、リップクリーム貸して!」

「また?何回目だよオマエ、、、」

オレは、
渋々、
ポケットに入ってるリップクリームを雅紀に貸してやった。

「ふふふ、ゴメンね、、、。
だって翔ちゃんなら、絶対に持ってるもんね、リップ。」

そう言いながら、自分の唇に、
オレのリップクリームを塗り込む雅紀。

ああ、、、、うまそうだなぁ。
その唇。

楽屋には強いエアコンがいつも効いていて、
空気が乾燥してる。
アロマ入りの加湿器も置いてるけど、
それだけでは足りなくて、
いつも唇が乾燥してしまう。

、、、っていう理由で、
オレはいつもリップクリームを持ち歩いてるけど、
実は雅紀のために持ち歩いてるんだぞ?


翔ちゃん、イイ香りのリップクリーム使ってるよねぇ
どこで買ってるの?

雅紀気に入ったの?今度買ってきてやるよ。

まじで!?
超嬉しい、、、
オレさぁ、すぐなくしちゃうんだよねぇ。
冬になると、なんでこんなに唇が乾くのかなぁ、、、。

なんてやり取りをしてから数日。
オレのリップクリームが、実は雅紀御用達だってことは知らないだろ。
実はさ、
衣装さんに頼んで、雅紀のポケットに入ってるリップクリームを回収したら、オレに返ってくるように伝えてる事も内緒だぞ。

マジで、オレキモい!

なぁ雅紀、、、、
オマエ、
自分で唇舐めるクセあんの知ってる?
それ、オレをめっちゃ誘ってんの知ってる?
それ見るたびにさ、
オレ、
超ドキドキしてんの知ってる?

マジうまそう、、、





「翔ちゃん、ヨダレ出てるよ?」

はっ!
ヤバイ、今オレ、軽く妄想してた、、、
オレってこんなキャラだったかな?

「はい、ありがと。
ふふ、翔ちゃんは食いしん坊さんだねぇ。
そんなに今日の打ち上げが楽しみなの、、、?」

そう言って、笑顔でオレの手の中に、
リップクリームを握らせた。

「あ、ああ。
まぁ、メシはウマイに越したことないからな、、、」

そう言って、焦ってリップクリームをポケットにしまうオレ。

そして、楽屋を出ていこうとするオレに、
ニノが話しかける。

「翔さん、もう始まるよ?
どこ行くの?」

「あっ、ああ、トイレに、、、、」

「ふーん、呼ばれたら先に行くからね」


バタン




トイレに駆け込んで、
雅紀の使ったリップクリームを
急いで唇に塗り込むオレ、、、

ああ、
これが、、、、
雅紀のキスの味かあ、、、

って、
リップクリームのシトラスの味しかしねぇけどな。
実は、密かに、
雅紀カラーのグリーンってことも
ポイントなんだぞ?

ふふ、、、、
収録の日の楽しみなんだよな、、、

トイレでニヤニヤしてるオレ、
多分、
超ニヤニヤ顔してると思うなぁ、、、、
誰も見てねぇな?
よしよし。







「ねぇ、まぁくん」

「ん?なに?ニノ」

「翔さんさぁ、、、、
お前にリップクリーム貸したあと、
超ニヤけて自分に使ってんの知ってる?」

「知ってるよ。
このリップは雅紀のキスの味とか言ってたもん。隠れて。」

「なんだ、知ってたんだ」

「そりゃ、ね、」

「いいの?」

「いいの。
、、、分かってて借りてるから。」

「なんだ、ならいいや」

二人は、顔を見合わせて笑った。







おい、、、、
雅紀とニノ、、、

何楽しそうな話してんだよ、、、

明らかに、内緒話だろ、、、

しかも、
ぜってぇ、
ちょっと悪巧み系なんだよな。





その時、楽屋の扉がノックされた。
「お待たせしてます、始めまーす」


みんなが、席を立って、スタジオへ向かう。

「あー、、、、
なんか緊張してきちゃった!オレ、、、」

そう言って、
ポケットをゴソゴソしてる雅紀。

「翔ちゃん!もっかい貸して!」


オレの横へ擦り寄って来る雅紀。



よしよし。
リップクリーム作戦
いいぞ、、、



嬉しそうに、唇にリップを塗ったあと、

「翔ちゃんも、、、」

って、
雅紀がオレの唇にリップを
塗ると、耳元へ顔を寄せて来た。


「ふふっ、間接キッス?」

そして、イタズラっぽく笑うと、
雅紀は、
オレの手の中に、
緑色のリップクリームを握らせて、

笑顔でニノに飛びついて行った、、、



なんだそれ、、、
オレはどうしたら、、、、?


困惑してると、
ニノがニヤニヤして近づいてきた。

「翔さん、オレにも貸してよ、
今の。」

「えっ、、、、?」

「イヤならいいよ?」

「えっ、、、、
イヤ、いや、イヤじゃないけど、
オマエ、自分の持って来いよ!」

「なんだ、ダメなの~?」

そう言って、
ニノはすぐに諦めてくれたけど、

そのまま、
雅紀のところへ行って、

「まぁく~ん、
唇乾いちゃったから、
ちゅーして?」

なんて、
おねだりしてるじゃないか!!!!


コラーーーーーーー!


その唇は、
オレのものになる予定だぞ!!!!

気安くさわんじゃねぇ!



すると、
後ろから、
ツンツンって、
誰かがつついてる。

振り返ると、
潤。

「翔さん、顔怖いよ?」

そう言って、
ニッコリ笑って行ってしまった。




なん、、、、だよ、

こんな時の、メンバーの仲の良さは、

、、、
ちょっと、
腹立つ!!!!

明日からは、
作戦変更するか、、、。








おしまい



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