私は、大野智をアイドルだと思ったことがない。

いや、アイドルなんだけどね。実際。
ソロ活動希望!とかは思ってない。いや、ファンだから、ソロ活動があればそれはそれで嬉しいけど、嵐のメンバーのひとりだってことはわかってる。アンリーなわけじゃないよ。

智くんは、ファンのことを考える人じゃないと思うんだ。
アイドルだからファンのためを想わなくちゃいけない。だから想ってるように見せてるだけで、本当は自分のやりたいことをやりたいようにやる人。それを表現できる場所を持ってる人。
縛られちゃいけない人。

アイドルという型にはまると、彼の良さが生きない気がしてた。
嵐をやめろとか、そう思ってるんじゃない。アンチではなくて。
アイドルとしての仕事をするべきではないというか。

例に出すとしたら、犬のことかな。
もし彼がアイドルじゃなかったら、恋人の愛犬を作品にして発表しても何も言われなかったと思う。

アイドルという型にはまるのはとてももったいない人。
おそらく彼がアイドルでいる限り、才能を思う存分爆発させることは出来ないし、させてもらえないし、しちゃいけない。
でもあのパグの絵はプロが認めるほどの腕前を見せたものだった。なにも悪くなかったんだよ。
智くんはあの絵を描いて良かった。たとえファンであっても、誰かになにか言われる筋合いはなかった。詮索される必要なんかなかった。
でも、アイドルでいる限り、あの作品をファンに向けて発信してはいけなかった。
アイドルなら恋人の存在を隠さないといけないから。

アイドルの恋人はファンだっていう考え方の人が一定数いるし、アイドルでいるにはしがらみが多すぎて、智くんは自由に羽ばたけない。

智くんは、自由でいないといけなかった。

ここまで有名になったのは彼がアイドルとして頑張ってきたから。
はまる必要のない型に、20年もの間はまってくれていたから。

大野智という人間は、
アイドルにしては絵がうますぎるし、自由すぎる。
芸術家にしては人に愛されすぎるし、歌とダンスが上手すぎる。
一般人にしては才能が多すぎる。


どこにもはまれない。しっくりこない。
どこにはまったって、才能が有り余る。

でも、もう彼は名前が売れている。
誰もが大野智を知っているし、どこに行っても恥ずかしくない才能を持ってる。

たとえ何があっても、誰にでも愛されるというその1番の才能で、どこででもやって行けるし、人に好かれてしまうんだろうな。

智くんがアイドルを辞めてしがらみがなくなったら、簡単な言葉でいうところの「最強」になってしまう。
何にでもなれてしまう。
遠い所に行ってしまう。

でも、彼のことを世界で一番好きだからこそ、応援したいし、しないと気が済まない。

あの会見を見て、色々と思うところがあったけれど、考えて考えて考えて考えて、最後に残った思いはひとつ。
彼が自由になるときが来た。アイドルじゃなくなる時が。

ファンでいるのは止められない。
好きすぎてどうにもならない。
大野智という人間を好きになったからには、存分に、死ぬまで愛させてもらおう。


戻ってくるなら戻ってくるで、笑顔で迎えたいけれど、
彼に戻ってくる気があるのかはわからないし、「待ってる」の言葉はただの足枷になるだけだと思うから、言わないし思わないし伝えない。
とことん自由になってほしい。
私は彼が笑顔でいることをただ願う。
それが私たちファンの目の届かないところであったとしても。