結ばれていた赤い糸の先を 109 大野智&相葉雅紀
「 いつからだったかな…
雅紀に会える時間がどんどん減って
反対に大ちゃんに会う時間がどんどん増えて
私の中がね、いつの間にか
大ちゃんでいっぱいになっちゃってた…
雅紀に会える時間がどんどん減って
反対に大ちゃんに会う時間がどんどん増えて
私の中がね、いつの間にか
大ちゃんでいっぱいになっちゃってた…
大ちゃんのこと好きになってたの…… 」
大ちゃんの顔が怖くて見れない。
だってどんなに可愛いく言ってみても
どんなにキレイな言葉を並べてみても
ただの心変わりであることは間違いなくて。
大ちゃんの大事な人を裏切って
傷つけたことに変わりない。
微動だにしない大ちゃんの腕と身体。
どう思ってるのかな…
やっぱり呆れてるよね……
大ちゃんの腕の中にいるはずなのに
冷たくなっていく身体と心を
なんとか奮い立たせて口を動かした。
「 だからね、
あの夜のことも忘れてね?
私が大ちゃんとしたかったの。
雅紀に傷つけられたようなフリしてたけど
裏切ってたのは私なの。
私が大ちゃんのこと勝手に好きになって…
だから大ちゃんが気にすることなんて
まったくないから…… 」
『 ……よかった…… 』
よかった?何が??
ようやく動いた大ちゃんが発した言葉は
小さい声だったけど確かにそうだった。
よかった……
そうか、
自分は雅紀のこと裏切ってなかったって
安堵の意味でのよかったってことかな。
そうだよね、
これからもずっと一緒にやってくんだもん、
そうだよね……
予想していたことだったとはいえ
やっぱり少しは期待しちゃってた自分の図々しさにホントに心底呆れるわ……
そんな自分に思わず苦笑いを浮かべたとき
大ちゃんがまた言葉を発した。
『 いいんだよもう、そんなこと 』