こんにちは、藍ですニコニコ




近所の児童発達支援センターでの就学前グループレッスンに参加しています。



参加者は男の子5名。子供達が活動している間は親は別部屋で雑談。



話題を振って場を回してくれるママさんがいるので、毎回皆さんの色んなお話を聞けて興味深いです。



「皆さん、診断名って自閉症スペクトラム……?」と言う話になりました。



そう、皆診断名は自閉症スペクトラム。



今さらだけど自閉所スペクトラムとは、以前は「自閉症」「広汎性発達障害」「アスペルガー症候群」など個別の診断名として分かられていたものを「自閉症スペクトラム」と総称するようになったものです。



「スペクトラム」とは境界が曖昧で連続しているということ。



そして、自閉症スペクトラムの子は「知的障害」「ADHD」「SLD(学習障害)」などを併発している事も多いです。



さらに自閉症には「孤立型」「受動型」「積極奇異型」があり。



自閉度は軽度から重度まで様々。特性もその度合いも様々。知的障害の有無とその軽重で困り度も様々。



だから就学前グループレッスンで5名の自閉症スペクトラムの男の子が集まっても、それぞれ全く違って見えるのです。

  



まずうちの息子は知的障害の無い高機能自閉症。



*言葉の遅れがあり知的障害の無いタイプを高機能自閉症、言葉の遅れが無く知的障害も無いタイプをアスペルガー症候群と呼んでいましたが、言葉の遅れのある高機能自閉症児も成長と共に言語能力は追いつくので近年では高機能自閉症とアスペルガー症候群も分けない考え方もあるようです。



積極奇異型なので知らない人にもガンガン話しかけ距離が近くしつこいタイプ。



言葉が遅く、構音が拙く吃音もあるけど、息子の中では言語理解の数値が高いため難しい言葉や言い回しも使う。



落ち着きが無く、視覚優位で耳からの指示が入りにくい、ワーキングメモリーが低く注意力が散漫。思った事はすぐ口に出す。声が大きい。



偏食はあるがクレーン現象、逆さバイバイ、オウム返し、並べる、回るものが好き、水が好きのような自閉症と聞いてまず想像するような特性は無かった。



おそらく自閉度はさほど高くない。5名の中では比較的落ち着いて先生の話を聞けている方。





他の子は、息子と似たような感じだけど明らかに「え、発達障害ある?定型発達に見えるよ?」という子(お母さん曰く集団の中に入るとあれ?となるらしい)。



落ち着きなく歩き回り奇声を発していた子(回数を重なる事に慣れたのか奇声は無くなった)。



言葉の遅れはあるがマイクラやパズルがとても得意という子。



などなど、色んな子がいます。特性や知的障害の有無、軽重によって全く違って見えるのに診断名は皆「自閉症スペクトラム」。



スペクトラムという意味は分かっているんだけど、何も知識の無い「うちの子言葉遅いよね?発達障害?でもネットで調べても当てはまらない事も多くてよく分からない悲しい自閉症?自閉症スペクトラム?ADHD?どう違うの?何なの?」の頃は色々惑わされましたよねアセアセ



特性は様々で十人十色。全く同じ子はいない。



だからまず始めに「自閉症スペクトラム」「発達障害」のようなざっくり紹介している本を見ても「うちの子とはちょっと違うような……?」とピンと来ない事も多かったです。



孤立型、受動型、積極奇異型というタイプを知って「これ、まんま息子!!」と理解が進み、発達検査で言語理解、知覚推理、処理速度、ワーキングメモリーを知ってさらに息子の事がよく分かりました。



私もやっと自閉症スペクトラムについてうっすら分かって来たかなという感じです。