HBAのカクテルコンペで、
“虎の穴”
と言えば、
東の京プラと西のウェスティン大阪。

京プラのメインバー ブリアンもさることながら、45階のポールスターは、そのロケーションとバーテンダーの質から、
“懇情かつ極上のカウンター”
と呼ばれた程。

けれど、奥方様の某化粧品会社のイベントに連れ添って大阪に出向いた時、泊まったウェスティンのブルーバーでの、暑い夜。
何気にモヒートを頼んだ時、 出てきたプレミアムモヒートの、フレッシュミントの効き具合に、思わず仰け反ったことを覚えている。

このモヒートこそ、オールドインペリアルバーでも、ブリアンでも平伏して道を譲る、昇華に昇華を重ねたモヒート。

正に、極上のモヒートだった…。



あれから2年。

庭のペパーミントが生い茂った。

そこで、通称“ヘブンリーモヒート”を支える極上のダークラム酒
“ロンサカパ”
のエクストラオールドを入手。

今宵は、マイヤーズのホワイトと、ロンサカパのダークを飲み比べてみる。

あぁ、南国の歌が聴こえるよ。
これはヘミングウェイがこよなく愛した Spiritsそのもの。

あの、ウェスティン大阪の夜をオマージュしながら、そして、傍らにいつもいてくれる奥方様を愛でながら、フレッシュミントをこれでもかと入れて、ライムとオールドラムのマリアージュを堪能する時を、楽しみにしよう。