この1ヶ月

映画ではない企画の仕事もしていました。


それは

子どもの発達心理学の学びで、専門家の方のお話を聞いているうち

子育ての悩みを通して伝えられることがあるんじゃ、

と企画を持ち込んだ4回の連載ものでした。


いじめ、性教育、不登校、映像が子どもに与える影響

それらの専門家の方にインタビューしながら

自分が抱えるストレスにも気付かされまして。


そもそも自分の幼少期があまりにも楽しくなく

「どうやって子どもを育てるのが正解なんだ?」

と悩みながら

私自身が壁にぶつかっていることや

不安に思っていることを専門家の先生に聞くという

インタビューは気付けばロングインタビューになっていました。


そうだ、私が育児ストレス抱えてるんだ、


仕事でストレスを解消するかのように心の拠り所で

やっぱり言葉を発し感情のある人間を育てるというのは

なんと難しく悩ましく傷付けられるものなのか。


そしてインタビューをし終わる度に、

子どもと向き合ってみて、言われたことを試してみた。


嫌なことを言われたら、思いっきり傷付いてみせたり

笑ってはいけないことを笑っていたら

「笑えない、悲しいこと」と伝えてみたり。


そして子どもとテレビや映画を一緒に見て

登場人物がどうしてそんな行動を取ったのか話をして、

少しでも人の気持ちについて考えてもらえるよう

人を傷付けてはいけないことを知って欲しいと
今も続けてます。


不登校の専門家の方やいじめの専門家の方はこう言いました。


「親も社会でストレスを抱えている

そして子どもも学校という共同生活でストレスをかかえてしまう」


ストレスのない社会ってなんだろう?


いや、人と人とが関わるとストレスってどうしたって生まれてしまう

だって他人なのだから、生き方も考え方も違って育ってきたのだから。


だからストレスを発散出来る楽しいことって大切なんだ。


大自然で走ること以外でも映画でもゲームでも

夢中になれるものがあったら大丈夫、と専門家の先生は言っていました。


そして不登校の子ども達がキラキラした瞳で

フリースクールのグラウンドを走り回っている姿を見たら

なんだか泣けてきたのでした。


記事化したら読んで下さい。


その方々のひとりのインタビューで

こぼれたお話を日刊ゲンダイでも書いて良いと

沢井佳子先生が承諾してくださり

こちらにも少し書いてます。

読んで欲しいです。


出会いを下さった『プリテンダーズ』熊坂出監督にも感謝しています。