思えば


2020年の9月に行われた

「MIRRORLIAR FILMS」(ミラーライアーフィルムズ)プロジェクト発表記者会見から


ずっと司会で関わらせて貰っているこの映画プロジェクト。


シーズン1、2、3、4までみんなで手作りで舞台挨拶も行ったり


合間合間で私の媒体でインタビューさせて貰ったりと


長いお付き合いになります。



そんな「MIRRORLIAR FILMS」(ミラーライアーフィルムズ)


山田孝之さんが会見時に言っていた


「映画祭をやります!」


が有言実行となり、オープニングとクロージングのお手伝いを


いつものようにしたのです。



プロデューサーの阿部進之介さんが随分と担っていた


このフェスティバル、


渋谷で企画上映やトークショーも行っていて、


私も期間中に伊藤主税さんの地域と繋がる映画製作の


講演会を聞きに行きました。



本当にすごいことです、皆を巻き込んで町と人とを映画で繋いでいく。



それがこのプロジェクトなんだな、と近くで見ていて


話を聞いて実感していました。



伊藤主税さんが言う


「地方から夢を持ってやって来た人の居場所作りをしたい」


私は、映画の仕事しかしていないですが

そこで出会う俳優や監督が時折見せる疲弊した姿を目にして


人前に立つこと、人に評価される人の心労はとてつもなく


重いものだと感じています。



多くのプレッシャーと言われのない誹謗中傷


もしくは叶えたくてもなかなか実現しない夢だったり。



だからどうか、SNSなどに俳優や製作陣を個人攻撃して


わざと傷つけるような


自分の負の感情を吐き出さないで欲しいと切に願ってしまいます。



そんなこともあって

今回の観客賞となった志尊淳監督


『愛を、撒き散らせ』


作品の根底に描かれる、人への愛が人を救うという


テーマが突き刺さり、忘れられない作品でした。




そして


グランプリとなった福永壮志監督の『シルマシ』



これは納得の受賞であり、映画という芸術を映し出した傑作でした。



福永監督の6/30公開の新作『山女』も美しくも痛烈なので


楽しみにしていて下さいね。



最後に、「みんなこれからも仲間です」と言った阿部進之介さん


カッコ良いです、ほんと!



これからも映画作りを応援する作品募集を続けるとのこと。



あなたも仲間になってみませんか?


ミラーライアーフィルムズHP