$伊藤さとりオフィシャルブログ「さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテ」Powered by Ameba

ポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作

『ザ・マスター』

この物語には「催眠療法」を使った、”人の心を操る”人間の闇が

個性あふれる名俳優たちと監督の手腕によって見事に綴られている。


そして、心理カウンセリングを勉強していたとき

一番、興味があって、身につけるには一番、向いている?

と先生に言われた「催眠療法」からこの映画を紐解くと

面白すぎて仕方なくって、Facebookページの

私の心理映画コラムに書き上げました。


良かったら、読んでくださいね。


https://www.facebook.com/satorineiga



さて、そっちには書いていない

私の「前世療法」体験記。


前にもチラリと書いたことがあると思うのだけど。



催眠療法の勉強のネタにと、本もしっかり出している

精神科医で催眠療法士の有名な心理学者の先生に

「前世療法」をかけてもらった今から10年くらい前のお話。



催眠術(催眠療法)で記憶を旅し、暗闇のトンネルを向けて

広がった世界は、着物から洋服に移行しつつある日本。



首を右に傾け、まとめた後ろ髪を触るのが癖らしい「私」は

モダンな着物に赤い紅をさし、人目のつかない山の

海が眺められるところで誰かを待っています。


現れたのは、優しげな顔立ちの年上の男性。


どうやら密会で、その人は呉服問屋の婿養子だそう。


愛し合っているのに、彼は義母や妻に頭が上がらず

世間体を気にして、駆け落ちなんてする勇気もない。


好きだけれど、一緒になれないことの苦しさと寂しさで

好青年のアプローチで正式に付き合うことになる「私」は

結婚したいと言ってくれる若い彼と

年上の男性との間に悩み......


前世療法の「私」という女性はモテたみたいだった。


その先は想像に任せるとして

果たして、これは想像の産物なのか?

過去の現実なのか?



そして精神科医の先生は私に言った。


「科学では解明できない輪廻というのはあるもので

 僕は心の科学者だから口にしてはいけないけれど

 今世も出会うと思うから、しっかり考えて気をつけて下さい」



人の心は、死んでしまっても

忘れられない人を記憶しているのでしょうか?


私は無宗教だけれど

記憶という回線がショートして、心にトラウマを生んだり

映画『サトラレ』みたいに

強い想いという念が、周波数みたいに人のところに届く

というのは信じる。


そして私は、右の首の骨が一本短くて

首が右に傾いて生まれてきていますが

これは想像が生んだトリックか?

それとも偶然の必然か?


ね、催眠療法って面白くて謎めいている。