レースのテントを作るにあたり、土台を作る。


直径2.8mの半球形、多面体を、薄い板に発砲スチロールで形どる。


友人の助けでベクターワークスで設計図を描く。


これがあると本当に便利だ。


計算では割り出しにくい多角形の辺の長さなど、

簡単に割り出せる。



問題は台形の形にさらに奥行きに角度が付いている為、切断が手作業になりそうだ。


そうすると、技術が要求される。


作業をてつだってくれるのはレポグラバの囚人たちだ。刑務所の木工の設備と技術が気になる。


一度見学にでも行ってみたいのだが、囚人との接触はできるのかな!?






このプロジェクト、かれこれ、3年前に思いついたもの。


物事、順序ってものがあるってことを痛感させられている。



新しい地、クロアチアでのプロジェクト、

最初から試行錯誤で今に至っている。

何度あきらめようと思ったことか



事務的なことには感情を持ちこまないようになった。



いまさらあきらめられなくなった。


毎日、プロジェクト協賛、お断りのメールが来る。


お前の店なんか、二度と行ってやるかと思う。



今日はまた違う会社に電話をする。

「英語でもいいですか?」

と丁寧なクロアチア語で。



外国人のクロアチア語にほくそえむ電話口の相手。

「いいですよ。」



にまたあえて、

「ありがとう」とクロアチア語で付け加えてはははと少し笑ったりする。


アーティストだから、営業は苦手だし...

と硬派な感じだった昔の自分。かっこよかったなー。




どんな形であれ、

物事には必ず終わりが来るんだ、って日を心待ちにしている。